WWOOF(ウーフ)ってなに?日本と海外での自分の体験談をお伝えします!

オーストラリアのカンガルー
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WWOOFって聞いたことありますでしょうか?
簡単に言うとファームステイですね!
自分は15年程前になりますがオーストラリアと日本の各地で数ヵ月に渡りこのWWOOFを使ってファームステイしていました。

ちなみにトップの写真はオーストラリアの自給自足のコミュニティーに混ざってWWOOFしていた時の写真です。
普通にその辺に野生のカンガルーやワラビーがいました、びっくり!!

このWWOOFは農業に少しでも興味がある、英語をフルに使いたい、外国の友達を作りたい人には本当にお勧めです!
自分自身は毎日が本当に楽しくて、正直オーストラリアから帰国する時にはかなり名残り惜しかったです。

今回はこのWWOOFが一体どんなものなのかということについて、自分の体験談よりお伝えしたいと思います。



WWOOFとは一体なに?

WWOOFはカタカナで書くと“ウーフ”となります。
いえ、これ正確に発音すると“ヴーフ”が近いかもしれません。

発音のことはさておき、WWOOFは“Willing Workers on Organic Farms”の頭文字を取ったものです。
ここでポイントなのが単なる農場ではなくOrganic Farmsとなっている点です。
そうです、ここは有機農業に特化したファームステイなのです。
だからけっこう自給自足に近い暮らしも場所によって楽しめますよ!

ザ・シゼンです!

WWOOFは元々1971年にイギリスで始まりました。
最初はイギリスだけでしたが、2000年には15ヵ国にまでこのWWOOFのシステムは広がりました。
現在加盟国は50ヵ国を超え、日本もWWOOF JAPANとして加盟しています。

WWOOFはホストとなる農家さん手伝いをするウーファー(WWOOFER)から成り立ちます。
農家さんはウーファーに宿と食事を提供し、ウーファーは代わりに労働力を提供します。
両者間にお金のやり取りは全く発生しないこともWWOOFの特徴の一つです。

ですがWWOOF自体には最初登録するのにホスト・ウーファー共にお金がかかります。
2018年3月現在ウーファーは1年間5500円が登録費用としてかかります。
この値段恐らく自分が登録した15年近く前とほぼ変わっていない気がします。
個人的にはかなり安いと思いました。

登録した後はPDFもしくは本で登録した国のホストの農家さんが全部見れます。
これで自分にマッチした農家さんを見つけたら直接コンタクトを取る形です。

WWOOFの特徴とQ & A

WWOOFの農園

仕事

仕事はもちろん農作業が基本です。
人によっては農作業か~、草むしりと開墾か~となってしまう人もいるかもしれせんが、実際の仕事はかなり多岐です。
もちろん草むしり等は多いですが、受け入れ先のホストによって担当する仕事もかなり違っています。

自分の例でいうとホストの子供と遊ぶのが仕事だったり、時には味噌づくりみんなでしたり、小学生の野外活動に参加したり(夜は先生方と飲んでました笑)、それ以外にも本当に多岐に渡りました。
受け入れ先がレストラン等でしたら接客することもあると思います。

ということで、開墾作業や草むしりだけでなく、自分が行く先によってやることは本当に多岐に渡ります。
お店とかもはや農業と関係ないのでは・・?と思うかもしれませんが、ホストの農家さんが採れた野菜を使って食事を提供するレストランを経営していたり、採れた野菜を加工販売するお店を経営していたらこれも農業に関連する1つの仕事となるのです。

けれど、基本は草むしりやピッキング等農作業メインな所が多いと思います。
でも自分はどれもすごく楽しかったですね。
自然に触れあいたい人だったらきっと楽しみながらできると思います。

宿泊場所

でも泊まる所はどんな所になるのか気になりますよね。

これも正直ホストの方によりけりです。
自分が一番最初にオーストラリアで泊まったところは、キャラバンというタイヤのない車の中で、ホストの方の家とは別の場所でした。
といっても同じ庭だったのですぐ目の前ではありましたが。

動かない小さめのキャンピングカーを想像してもらうと分かりやすいかもしれません。
内部はかなり完備されていました。
ベッドがただ置いてあるだけでなく、冷蔵庫等も完備していたので飲み物や果物はそこに入れることができました。
電気を通してあったので夜も普通にライトを灯すことができ、よく英語の辞書を使って勉強したりしていました。

その他のホストの方の家では、もう普通の一軒家の一室を丸々1人で使えたり、大きな長屋の一室を他のウーファーと一緒に使えたり様々でした。
自分は泊まる場所に関しては全く不満はなく、というよりどこも大満足でした!

食事

食事は本当においしいですよ!
採れたての有機野菜をメインにした食事がでます!
ホストの方や他のウーファーの方と一緒に囲む食事はまた格別です!

自分の場合は基本ホストの方が作ってくれることが多かったのですが、場所によってはウーファーが協同で作ることもありました。
1カ所だけでしたが、実際自分もご飯作ったりしましたよ!
ご飯作ったことない、って方もだいじょぶです、他のウーファーが一緒に手伝ってくれたり、本当に苦手だったら代わりに最後の皿洗いとかいろいろ調整しくれます。

ホストの方が作るにしてもウーファーが作るにしても、食事は朝昼晩と三度三度でました。

休日

休日は自分は基本最低でも週に1回はもらえました。
これはどこのホストの方も一緒だと思います。
なので週に一回は羽が伸ばせるわけです。

自分の場合は付近を探索したり、電車に乗って観光地を満喫しに行ったりもしました。
ホストの方が車でいろいろな見所へ連れて行ってくれたり、案内してくれることもありましたよ。

他のウーファー(WWOOFER)

ウーフは常に自分1人ということはあまりなく、他にも一緒に作業するウーファーがいたりします。
これもホストの方の受け入れ人数や受け入れる時期などによって様々です。
自分の場合、最終的に自分1人だけがウーファーだったということは1度しかありませんでした。

多い所では自分以外にも15人ぐらいのウーファーがいて、もうご飯の時は大家族のようになっていてかなり面白かったです。

海外ですともちろんウーファーはほぼ外国の人ですが、日本でもなにげに半分は外国の人でした。
多分ウーフは日本より海外の方が知名度が高いからかもしれません。

性別は男女半々でした。
年齢は20代~40代ぐらいだったかと思います。
でも基本20代の若い人が多かったです。
けれど年齢関係なくみんな仲良かったですね!

必要な英語力

英語力はやっぱりあるに越したことはないです。
で、当時の自分の英語力はというと、
もうホストの方が言ってること大体分からない・・。
それなりに基礎の英語はできるはずと自身持ってたはずが玉砕!!
やっぱ生の英語は違うね~。

でもそんな自分でもオーストラリアで数カ所周って楽しむことができたのでだいじょうぶですよ!
ホストの方も優しい方が多いので、ゆっくり話してくれたり、理解できるまで辛抱強く教えてくれます。

なので最終的にはなんとかなります。
分からない場合はボディーランゲージでも良いのです!
大切なのはハートです!

注意して欲しいこと

注意

ホストはしっかり自分に適した人を選んで

自分に関しては、ホストの方とは基本的にどの方とも良好な関係を気付くことができ、もっと滞在したいというケースも多々ありましたが、人によっては残念な思い出になってしまった人がいるのも事実です。
それを避けるためにも最初にホストの方を選ぶ際にはしっかりと詳細を確認して選びましょう!

仕事内容はどうなのか、期間はどうなのか、家族構成はどうなのか等々。
個人的にはこの部分を細かく詳細に載せている人はより信用できます。
もちろん細かく情報を載せていなくても信用できる人はたくさんいます。

不安な部分があったら、直接ホストの方に問い合わせてください。
後になってやっぱ確認しておくべきだった~、なんてことになるぐらいでしたら最初に不安の種は取り除いちゃいましょう!
せっかくウーフをするのでしたら万全の状態で、ホストもウーファーもお互い気持ち良く過ごせるのが一番です!

また作業中でも分からないことはなんでも聞きましょう!
個人的にはWWOOFに限らずホームステイでもなんでも、あまり良い思い出にならなかったと言っている方の原因の1つとして、意思疎通がお互いにしっかり取れなかったからということがあるんじゃないかと思います。

いろいろ不安になることもあるかもしれませんが、分からないことはしっかり理解できるまで聞いて確認しましょう!
ホストの方もきっと丁寧に根気強く分かるまで教えてくれます。
少なくとも自分に関してはそうでした。

WWOOF以外は自己責任で

WWOOFの中で、ホストの方の家に着くまではもちろんですが自分1人で行く必要があります。
また、休日にどこかに出かける際、もしくはWWOOFを終えた後の滞在等も全て自己責任が伴います。
WWOOFをしている間はお金がかからなくても、その後も滞在するために移動したりホテルに泊まったりすればもちろんその分お金がかかります。

日本でしたらあまり危険なことはないと思いますが、海外では夜1人で人気のない場所に行くのも危険が伴います。
自分はWWOOFでなくても海外を旅していた際、この意識が最初薄かったためカメラ盗られたり、お金盗られたりしました。
はい、自分経験者なんで、バックはタスキ掛けにする、人気のない場所に行かない等、WWOOF以外で1人で移動・滞在する場合はしっかり自己責任を持って行動されることをお勧めしたいです。




まとめ

正直英語を生で勉強したい、外国の友達をたくさん作りたいという人にはWWOOFはかなりお勧めです。

一緒に作業するウーファーが外国の人なので、作業中なにかしら世間話してますし(作業にもっと集中しろって話ですが(;^_^)、一日が終わると初めて脳が疲れて眠くなるという経験をしました。
そのぐらいの量の英語を使ったということです&自分は英語力がなかったので頭フル回転で使わなくてはならなかったためです。

WWOOFは海外だけじゃなく日本全国でできるので(もはや東京でもできます)、数日でも時間が取れるようでしたらぜひご近所で1度ご参加されてみてはいかがでしょうか。
美味しい食事が出て、英語もフルに使えて国内にいながら海外の友達も作れる!
ってWWOOFは相互の関係なので、もちろんその分しっかり作業をする必要がありますが、自然の中にいることが好きな人は本当に楽しめると思いますよ!

自分は正直また時間があったらやってみたいと思っています!

もしWWOOFについてもっと詳しく知りたいな、って方いましたらこちら、「泥だらけのスローライフ―自分さがしの農の旅」にも詳しい内容が記載されています。
この本はWWOOFジャパンを設立された星野 紀代子さんが書かれた本です。