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実際個人で海外に向けて輸出っていうと相当大変なのではないかと思う人もいると思います。
確かに20年近く前までは相当ハードル高かったです。
自分で会社を設立したり、サイトを立ち上げたり、輸入業者を探したり、貿易の専門知識もなければ個人でも簡単にできるようなものではありませんでした。
けれど、今は一個人でも簡単にできてしまいます。
大きな会社を作る必要も、一つ一つ輸入業者を探してコンタクトを取る必要もありません。
自分自身も個人で過去に数百回輸出した経験があります。
それでは実際個人でも外国に商品を売るにはどのような方法があるのかをここではまとめたいと思います。
目次
eBayは全世界に向けどんな商品でも販売できるサイトです。
ヤフオクの世界版と捉えていただくと分かりやすいかと思います。
こちらの記事でもeBayについては詳細を記載しています。
「eBay(イーベイ)とはなに?意味は?初めての人でもだいじょうぶです!」
ですがその規模は世界になるので、ヤフオクの十数倍です。
正確に言うと常時10億を超える商品が出品されており、買い手だけでも1.7億人のユーザーが30ヵ国以上の国々から2018年1月時点で参加しています。
このeBayに自分の好きな商品、もしくは需要のある商品を出品すれば、海外からお客さんが見に来てくれ購入してくれるという仕組みです。
自分で会社作ったり、ウェブサイト立ち上げたり、あれこれやらなくても、このeBayを利用して販売すればよいのです。
個人的にも初めて自分一人で外国に向けて輸出をしてみたいという方にはeBayがとてもお勧めです。
なぜかというと、なんの知識もないまままずいきなり一人で会社を作ったり、ウェブサイトを作ってもうまくいくかどうかは全く分からないからです。
その手の業界でずっと経験を積んでいて、海外に人脈がたくさんある等、そのような専門の知識や海外とのコネのようなものがない限り、正直失敗するリスクはかなり高いと思います。
けれど、eBayでしたら会社を作ったり、自分で海外にコネクションを見つける必要が全くないのです。
なぜならeBay自体がその役割を果たしているからです。
仮に売れなくても、出品時の手数料として30~40円かかるぐらいで(出品手数料は出品するオークション形式や商品によっても異なります)、他に失うものはありません。
この出品手数料さえも商品や状況によっては最初の50品は無料で出品できる場合があります。
ほぼリスクなしに世界で商品が売れるかどうかを検査することができる、これがeBay最大のメリットです。
逆にデメリットとしては、自分で基本的には商品を撮影したり、商品の説明を書かなければならないので、時間が取られ、また多少の英語力も必要となります。
商品の問い合わせや、クレームが来た場合にも自分で英語で答えて対応する必要があります。
けれど個人的には、中高レベルの基本の英語力があれば難しいことを伝える訳ではないので問題ないと思います。
分からなかった場合はグーグル翻訳等も使うこともできるので。
新規出品者は10品まで、もしくは$500までしか最初は販売できないというリミット制限もデメリットです。
なんでも好きな商品を好きなだけ最初から販売できるわけではないのです。
けれど、これは商品が落札され評価を重ねれば、10品から100品、100品から1000品と上がっていき、額も$500から$5000とどんどん上がっていきます。
そして、現在は自分の肌感覚ですが、5年前もしくはそれ以前に比べ圧倒的に売るのが難しくなってきていると感じます。
なぜなら知名度とともに参入してくる人も増え、競争が激しくなって時に安売り合戦になっているからです。
ですが、これはeBayに限らずどのマーケットでも一緒です。
成熟して知名度が出てきたら、参入者も増え競争も激しくなって売れなくなるというのはどこも一緒です。
そこで自分が埋もれずにどうやって販売していくかということが大切なのです。
メリット
・世界規模の知名度
・お金のリスクが低い
・多少の英語力を必要とすることや新規リミット制限が壁となり、アマゾンよりは参入者が少ない
デメリット
・競争激化による市場の飽和
・出品時に少し手間がかかる(写真や商品説明等)
・英語が多少はできる必要がある
・新規出品時のリミット制限がある(10品までもしくは$500まで)
Amazonに関しては恐らくもう自分が説明する必要はあまりないかと思います。
自分も海外のAmazonではありませんが日本のAmazonでよく商品を購入します。
このAmazonは日本でも出品できますが、ここではAmazonの本社でもあるAmazonアメリカに出品するという方法です。
正直、これが今回あげる方法の中では一番ハードルが低く簡単かと思います。
なぜならeBayが自分で商品を撮影したり、説明分を記載しなければならないのに対し、Amazonアメリカは既にAmazon内にある商品を利用して出品できるからです。
なので商品を一回一回撮影したり、商品の特徴を細かに記載する必要はないのです。
ただ、中古品を出す際には商品の細かな状態も記載した方が良いです。
また、Amazonアメリカの良い点は、出品する時にも手数料がかからない点です。
eBayは売れなくても出品した時点でわずかではありますが、30円、40円など出品手数料がかかってしまいます。
ですが、Amazonアメリカは出品時にもお金はかかりません。
全くの0円のお金のリスクなしでできてしまうのがAmazonアメリカの魅力です。
eBay同様、世界での圧倒的な知名度もAmazonアメリカの大きなメリットですね!
デメリットとしては、世界的知名度のため参入者も世界規模です。
また出品が簡単なこともあり、誰でも簡単に出品者になれるのでそれが新規出品者の参入に拍車をかけます。
これにより、競争は激化しています。
リミット等の制限があるeBayよりその競争は個人的には激しいと思います。
商品もAmazonアメリカ内で販売されていない商品を取り扱う場合には、自分で新規出品する必要があります。
JANコードやその他細かな商品の詳細について調べて記載し、写真等も自分で用意しなくてはならないのでeBayと出品時の手間は変わらなくなります。
またeBayと比べた場合、Amazonの方が落札時の手数料が大幅に引かれます。
商品にもよりますが、eBayの2倍近く落札手数料をひかれたりすることもあります。
この落札手数料の高さもAmazonのネックだと感じます。
メリット
・世界規模の知名度
・お金のリスクがゼロ
・出品時に手間があまりかからない
デメリット
・競争激化による市場の飽和
・新規商品出品時の手間はeBayと大差がない
・落札手数料が大幅に取られる(eBayと比較した場合)
ハンドメイドの商品を中心に扱ったサイトではEtsyが世界で最大級だと思います。
Etsyは日本では聞かない名前かもしれませんが、海外では有名なサイトです。
eBayやAmazonには及ばないものの、アメリカでは5番目の集客力を誇るサイトです。
ちなみに一位はAmazon、二位はeBayとなっています。
なので既存の商品ではなく、ハンドメイドでオリジナルの商品を作っているという方にはお勧めのサイトです。
出品料も1商品につき$0.2と25円程で4ヵ月もの間そのまま常時出品することができるのでかなり安いです。
個人的にはEtsyの職人やクリエーターを支援し、環境に配慮した透明性の高いビジネスを信条としている部分も好きです。
ですが、規模が拡大するにつれ、特に手作りではない商品を売る人も増えるようになり、現在は全てがハンドメイドのオリジナル商品が売られているわけではありません。
eBayやAmazonと同様、市場自体も成熟し競争は激しくなっています。
英語も難しい英語は必要ありませんが、eBayと同様商品の説明や問い合わせ等に対応できる中高レベルの多少の基礎的な英語は必要となります。
また、基本自分のオリジナル商品で勝負しなければならないので、既に知名度のある商品を販売することのできるeBayやAmazonに比べ、売ることが難しいです。
大きな特徴や、見た目のインパクト等がない商品ですと、他のオリジナル商品の中に埋もれて終わってしまいます。
もしEtsyで販売するのでしたら、しっかりとしたコンセプトやマーケティングについても考えることが必要になります。
メリット
・世界規模の知名度(AmazonとeBayには劣る)
・お金のリスクが低い
・オリジナル商品に焦点を絞っている
デメリット
・競争激化による市場の飽和
・出品時に少し手間がかかる(写真や商品説明等)
・英語が多少はできる必要がある
これは一番ハードルが高いかもしれませんが自分自身でウェブショップ自体を作ってしまう方法です。
ハードルが高い分、一度作ってしまえば自分の好きなように商品を売ることができます。
またAmazonやeBay等、プラットフォーム内での競争に巻き込まれることもありません。
自分のウェブショップなので落札手数料等も一切かかりません。
最初が大変でも、一度作れば自分の好きなように、費用やプラットフォームのルールも気にせず自由に販売できるのが自分独自のウェブショップの最大の魅力です。
ですが全く初めての人はどこからどうやって始めればよいのか不安だと思います。
ここでは自分が実際に海外向けに独自ウェブショップを一から作った例をお伝えします。
自身の場合はWordPressを利用しました。
WordPressは日本でいうアメブロのように、ブログ専門で利用している人が多いのですが、ブログ以外にウェブサイトでも通販サイトでも作れてしまいます。
このWordPressを利用し海外向けにウェブショップを英語で作ってしまうのです。
ショッピングカートや決済システム等はどうするの?
と思うかもしれませんが、ここはWordPress内のプラグインで対応します。
プラグインはサイドバーに人気記事を自動で追加する、問合せフォームをコードを一から書き込むことなく一瞬で追加する等、様々な機能を持ったツールのようなもので、1つ1つのプラグインが独自の機能と役割を保持しています。
WorePressのプラグインの1つであるWelcart(ウェルカート)は国内だけでなく、海外向けにもショッピングカートを作ることができ、実際自分もこのWelcartを海外用のショッピングカートには使いました。
支払い方法に関しては、PayPal(ペイパル)を利用しています。
PayPalはeBayでも必須の決済手段で、相手にカード情報を伝えず決済することができます。
世界での知名度・信頼度も共に高いです。
このPayPalもWelcart上より設定導入することができます。
WordPress・Welcart・PayPalを使えば海外向けに独自ウェブショップを作れてしまうのです。
ですがもちろんデメリットもあります。
自分自身で作らなければいけないので、最初から場所が用意されているeBayやAmazonより大変です。
WordPressも全く知識がなければ覚えるまでに時間がかかります。
また集客力も圧倒的に大企業より劣ります。
ここは最大のネックです。
自分自身でSEOやマーケティング等も勉強し、自分で集客しなくてはならないのです。
何もしなくてもたくさんのお客さんが見に来てくれるeBayやAmazonとはわけが違うのです。
メリット
・eBayやAmazonのように規制やルールに縛られることがない
・お金のリスクがない(サーバー契約費とドメイン代のみかかります)
デメリット
・作るのが大変で時間もかかる
・自分自身で集客しなくてはならない
どの方法を利用するにしても、最終的には自分で海外へ商品を出荷する必要があります。
海外に出荷というのはハードルが高そうに思えるかもしれませんが、実際一度やって覚えてしまえば全然難しいことはありません。
やることと言ってもラベルを印刷するか手書きするかして、後は商品梱包するのみです。
配送方法はFeDex、DHL、日本郵便等様々な会社がありますが、もし料金をなるべく抑えたいのでしたら日本郵便を一番お勧めします。
正直日数だけを重視し最短で着かせたいのでしたらFeDexやDHLの方が早いです。
ですがその分料金も日本郵便に比べはるかに高いです。
これで日本郵便が到着までに1ヵ月も2ヵ月もかかってしまうのでしたら、それでもFeDexやDHLを使った方が良いと思うのですが、配送方法を船便にしたりしない限りは、日本郵便から発送した商品も基本1ヵ月以内に着きます。
日本郵便から配送する方法は、船便を抜かすと大きく分けてEMS・AIR・国際eパケット(国際eパケット)・SAL便があります。
船便は相当重いもの等を出荷する時以外には日数も2ヵ月、3ヵ月とかかってしまうので自分はあまりお勧めしません。
一番早く到着し、保証も追跡もつくのはEMSですが、上記の中では一番値段が高いです。(それでもFeDexやDHLより安いです)
AIRや国際eパケットは1週間、遅くとも2週間もあれば着いてしまいますし料金もEMSより安いです。
SALは時間が3週間~4週間かかってしまうものの値段が一番安いです。
個人的にはどの配送方法を選択するにしても追跡と補償はプラス料金を支払って出荷することを強くお勧めします。
驚かれる方もいるかもしれませんが、海外の郵便は途中で商品が盗まれたり、そのまま紛失してしまうこともよく起こります。
商品の扱いもけっこうぞんさいだったりする場合が多いです。
日本の郵便事情に慣れている自分達にとっては驚愕の話かもしれませんが、海外ではこのようなことが普通に起こったりするのです。
ですが保証と追跡をつけていれば、なくなったり壊れたり盗まれた場合には、保証代金を請求することができます。
お金のリスクを負ってまで盗んだりする人は少ないですし、自分も全て保証と追跡をつけているおかげでこれまで商品を盗まれたことはなく、紛失や破損も数百回中の2、3回程度ですんでいます。
自身は急ぎでないお客さんに対しては3週間~4週間で到着する日本郵便のSAL便を中心に使っています。
急ぎの方にはその状況や地域に合わせて最短でつくEMS、もしくはAIRや国際eパケットを使用しています。
日本郵便の料金も実際どのぐらいかかるか気になるかもしれませんが、例えば500gの商品を小包の保証付きで、東京からアメリカのニューヨークに送ったとすると、SAL便が990円、国際eパケットが1235円、AIRが1370円、EMSが2000円となります。
一番高いEMSでも2000円、一番安いSAL便ですと990円なのでもうほとんど日本国内にゆうパックで配送している値段と変わりません。
上記の値段は2018年3月時点での料金なので、年によっては若干の誤差があるかもしれません。
決済方法はアマゾンを利用するのでしたらPayoneer(ペイオニア)やWorld First(ワールドファースト)、eBayを利用するのでしたらPayPalが基本となると思います。
PayoneerとWorld Firstは海外の口座でPayPalはオンライン決済サービスです。
個人で販売する場合も上記3つのどれかを使用するのが良いと思います。
どの口座・サービスも初期費用・口座維持手数料は無料です。
※ Payoneerに関してのみ12ヵ月間1度も取引きがない場合に限り$29.95の口座維持手数料がかかってきますのでご注意ください
正直今は以前に比べ参入者も増え競争も激しくなっているので、誰でも手に入るものを普通に販売しているだけでは全く売れません。
10数年以上前でしたらその方法でも、もはや100円ショップで売っている商品でも販売して簡単に利益をあげることができました。
ですが、今は市場が成熟し飽和しているのでeBayであろうがAmazonであろうが、独自ショップであろうが簡単には売れません。
なので気軽に始めても、すぐに競争の波に飲み込まれ、薄利多売か赤字になって終了するケースが多いと思います。
ただ一方でしっかり利益を出せている人もいます。
どんなに市場が飽和して競争が激しくなっても、少数ではありますがしっかりと販売し利益を得て存続している人達がいるのです。
個人で輸出をするのでしたら、その違いは一体何なのかということに目を向けることがとても大切だと思います。
また、仮に上手くいかなかったとしても、実際に着手して経験してみるということはとても重要です。
それが経験となり次につながるからです。
今は個人でも輸出ができる時代になったので、ぜひ一歩を踏み出し、まず経験するというところから始めてみてください!
経験しアウトプットすることでしか得られないもの、学べないことがそこにあるのです!