ブログ、動画、旅行、ビジネス等、個人でも英語を使って世界に自分を発信!
Final Fantasy VII Remakeがちょっと前に発売されて話題になりましたね!
自分も高校の頃は友達の家でよくファイナルファンタジー7のスノボのゲームで遊んでました、懐かしい!
今回発売されたFinal Fantasy VII Remakeはエンディングのテーマソングが英語で歌われています。
英語の曲がファイナルファンタジーの中で使われること自体はこれまでもありましたが、男性が歌う曲というのは珍しい、というより初ではないでしょうか。
最初自分は全く知らない外国の方が歌っているのかと思ったら、知ってました、というより数年前1人カラオケでこの方の英語の曲歌ってたのでした。
ここでは歌手の方の紹介と英語の歌詞&訳文を引用とともに解説できればと思います。
下記Square EnixのYouTube動画では実際の歌が聴けます&制作におけるインタビューも聞けます。
目次
FF7リメイクの歌はYoshさんが歌っています。
自分は当初誰だろう?と思って聴いていたのですが、う~んどこかなじみのある声質。
もしかしたら、と思ってググってみたらやはりそうでした、Survive Said The Prophetのボーカルの方でした。
アニメのバナナフィッシュを見ていた方なら、あ~あのエンディングの曲を歌っているバンドの方、っとなるはずです。
どことなく悲壮感が漂うと同時に力強さもある声質、自分はとても魅かれました。
曲を聞けばすぐ分かると思いますが英語がとても上手いですね!
もしかしたらそもそもネイティブなのかな?とも思ったのですが、日本生まれ東京育ちの純粋な日本人でした。
ですが、それにしては発音がかなりうまいです、っというかほとんどネイティブ!
ここまでのレベルに到達するのは独学で英語を勉強するにしてもかなり難しいです、とりわけ発音にいたっては。
気になって経歴を調べてみると、インターナショナルスクールにずっと通っていて、スクールを卒業後はアメリカに渡ってフルセイル大学へ進学している、とのことでした。
日本にいても日常の環境がそもそも英語に常に囲まれていたのです。
その後も続けてアメリカの大学へ行っています、英語がほぼネイティブなわけですね。
FF7リメイクのエンディングで流れるテーマソングはHollowです。
歌い手は上記の通りSurvive Said The ProphetのボーカルのYoshさんです。
Hollowは名詞で“空洞・隙間・うつろ・虚しさ・空虚さ”、形容詞で“空の・うつろの・空しい”といった意味があります。
このテーマソングタイトルのHollowは“心のうつろさや空しさ・空虚さ”の意味合いで使われていることが下記で解説する訳文から読み取ることができます。
ここでの歌詞と和訳はスクウェア・エニックス公式ページHollowのメイキング映像から引用しています。
英文と和訳は下記の通りとなり、各節ごとに英語の解説も加えたいと思います。
I would be lost
Drifting along
Floating up high
Time after time
And there you’d be
Shining brightly
Your smiling face
To guide my way
漂い
流れて
迷った
時でも
あなたの
輝く
笑顔が
導く
Bloody and bruised
Brought to my knees
When beaten down
When broken up
You would appear,
Reach out to me,
Heal every wound,
And make me whole
傷つき
倒れて
打ちひしがれても
打ちひしがれても
あなたに
触れたら
すべては
癒され
Was it all a dream?
Will I never know?
Foolish and blind
To everything
浮かれてた?
そうかもな
何も
知らずに
Had I realized,
Had I thought it through,
Would you be here
in my embrace?
気づくのか
早ければ
抱きしめられたかい?
Shine bright once more
Guide me to you
Smile bright once more
This time
I will never let you go
もう一度輝け
一度でいい見つけるから
もう一度笑って
今度は
離しはしない
引用元:Square Enix (FINAL FANTASY VII REMAKE テーマソング「Hollow」メイキング映像)
I would be lost
Drifting along
Floating up high
Time after time
And there you’d be
Shining brightly
Your smiling face
To guide my way
Would beは“~だろう”といった推量を示す時に使われます。
次のLostはLoseの過去分詞系です。
Loseには“失う・負ける”という意味があります。
I’m lostは直訳すれば“自分を失った”となり、“道に迷った”と言いたい時に比喩的な意味合いでもI’m lostと使うことができます。
Driftは“漂流する”です。
Alongをつけることで“流されるまま漂流し続けている”、という状態になります。
Floatは“浮かぶ”という意味で、up highをつけることで浮かび続けている、とその状態を強調しています。
Time after Timeは“何度も・何度でも・ずっと・繰り返し”という意味です。
ずっと流され漂い続けているということですね。
Shining brightlyは“まぶしく輝く”です。
To guide my wayは直訳で“私の道を案内してくれる”、つまり“導いてくれる”ということです。
そんな時でも君の輝く笑顔がオレを導いてくれる、ということですね。
まさしくクラウドのキャラと心境が歌詞によく表れています。
Bloody and bruised
Brought to my knees
When beaten down
When broken up
You would appear,
Reach out to me,
Heal every wound,
And make me whole
Bloodyは“血だらけの”、Bruiseは名詞で“あざ・打撲・傷”、動詞では“傷つける・傷つく”という意味です。
Kneesは“膝”です。
Bring someone to one’s kneesで“~をひざまずかせる・屈服させる”ということです。
ここではmy kneesとなっているので自分自身がひざまずく・屈服する、ということになり転じて“倒れて”と意訳されています。
Beaten downは“打ち倒す・意気をくじく”、Broken upは“粉々になる・別れる”という意味です。
近い意味合いの言葉を繰り返し使うことで状況を強調しています。
Reach out to~は“~に手を伸ばす”という意味で、ここでは“触れたら”と意訳されています。
手を伸ばした先は触れる、ということですね。
Healは“癒す”、Make me wholeで直訳すると“自分を全体とする”となります。
傷を癒して自分を元の自分に戻してくれるということです。
エアリス・ティファといったヒロインの存在について語っているのですね。
Was it all a dream?
Will I never know?
Foolish and blind
To everything
ここの節は全て意訳となっていますが、とても良い訳だな、と感じました。
Was it all a dream? Will I never know?の部分は“浮かれてた?そうかもな”と訳されています。
自分でしたら直訳的に“全て夢だったのか?知る由もなかったのか?”といった具合に訳しています。
Will Iはあまり見かけることのない疑問文ですが、“~だろうか”と推量の疑問形として使われることがあります。
次のFoolish and blind To everythingは“何も知らずに”と訳されています。
Foolishは“愚かな・ばかげた”、Blindは“盲目の・目の見えない”という意味です。
“愚かで盲目だった、全てのことに”、と自分でしたら直訳しているところですが、“何も知らずに”、と余計な部分は取ってシンプルな訳にしています。
ここの章の訳はとても勉強になりました。
Had Iから始まる文は自分自身に対しての疑問文ですね。Had I realized,
Had I thought it through,
Would you be here
in my embrace?
Shine bright once more
Guide me to you
Smile bright once more
This time
I will never let you go
Shine brightは命令文で“明るく輝け”です。
Smile brightも同様に“明るく笑って”と願いが込められています。
最後のLetは使役動詞で“~させる”という意味です。
Let ~ goで“手放す・行かせる”という意味になります。
アナと雪の女王のLet it goでは“ありのままで”とこちらも意訳されていましたね。
Hollowの歌詞に戻ってここではI will neverと強い否定形となっているので、“決して行かせない・離さない”という強い想いを示しています。
最終的に“離しはしない”という訳になっています。
FF7リメイクテーマソングであるHollowの作曲を手がけたのは植松伸夫氏。
ファイナルファンタジーの音楽といえばこの方、世界でも高い評価を受けている作曲家・音楽プロデューサーです。
植松氏はインタビュー動画内でも語っていましたが、頭の中にあったのは“荒野と雨”でした。
ファイナルファンタジーと言えば女性のバラード、綺麗で美しい音楽のイメージがありますが、クラウドの登場や心境を考えるとここでそれは違う、となったそうです。
試作されたいくつかの曲は実際に美しく感動する程の出来栄えだったようですが、この場面で感動させてしまうのは違う、となったそうです。
必要だったのはクラウドの虚ろさともろさ、不安定さ。
ここを伝えることのできる歌手が必要だったのです。
また、同時に英語の発音がしっかりと海外の人にも伝わるか、という部分も考慮し、最終的にあまたの候補の中から絞られ、全員一致で抜擢されたのがYoshさんだったのです。
あえてアナログな部分・ギターで言えばアコースティックな音も同時に伝えることのできる唄い手、それがYoshさんだったのですね。
FF7リメイクは本当に映像が綺麗ですね!
自分は初代プレステでFF7とFF8にハマってましたが、その頃とは比べものにならない程の画質(と言っても当時は当時でとても綺麗でした)、もはや映画ですね!
と絶賛しながら実はまだリメイクは1度もプレイしたことありません、学校を卒業してからプレステ自体を処分してしまい、でも今はFF7リメイクやりたくて再び欲しい!
日本語だけでなく英語に切り替えて勉強も込みでやってみたいです(っというか言語切り替えとかあるのかな?)。
FF7はYouTubeで英語のトレーラーもSquare Enixがあげているのでリスニングの勉強になります!
FINAL FANTASY VII REMAKE for The Game Awards 2019 (Square Enix)
今回ご紹介したYoshさんがボーカルを務めるSurvive Said The Prophetの曲はリスニング向上の意味でも自分は数年前に聴いていました。
そしてインプットしたらアウトプットということで秋葉原のワンカラで1人歌っていたわけです。
ぜひ、曲を覚えたら実際にカラオケ等でアウトプットすると、リスニングだけでなくスピーキングも向上するのでトライしてみてください!
自分もまた1人カラオケ行きたくなってきました!