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連日報道・更新されるコロナウイルスに関するニュースですが、クラスター等は初めて聞いた時、どういう意味かパッと思い出すことができませんでした。
その他にもパンデミック・オーバーシュート等、なんとなくイメージはできてもはっきり理解できないような横文字がコロナウイルスに関連したニュースではいくつかでてきます。
ここでは各単語の意味を英文と共に改めて見直してみたいと思います。
目次
Cluster (クラスター)には“房・かたまり・群れ・一団”といった意味があります。
動詞では“集まる・集める・群生する・~をかたまりにする”という意味を持ちます。
これ実は自分が英検1級の単語集を使って勉強をしている時に出てきた言葉です。
友人はクラスター爆弾を思い出した、と言っていました。
クラスター爆弾は大型の弾体の中に複数の子弾を入れた爆弾です。
これも小さな爆弾が無数に集まってできた大きな爆弾のため、かたまりや房を意味するクラスターが使われているわけです。
今回コロナウイルスの中でクラスターは、“小規模な患者の集団”という意味で使われています。
小規模な患者の集団(クラスター)が次の集団を生み出す、ということでその防止のために使われている言葉です。
Pandemic (パンデミック)は“全国・世界的に流行の(病気)”という意味です。
こちらはなんとなくイメージしやすい言葉ですね。
パンデミックに似た言葉にEndemic (エンデミック)もありますが、こちらは形容詞で“伝染病の・流行している”、名詞で“伝染病・流行・蔓延”という意味があります。
世界規模のパンデミックに対し、特定の地域等限定的な範囲での流行がエンデミックです。
今回のコロナウイルスはWHOのテドロス事務局長が3月11日にパンデミックだと正式に表明しました。
このパンデミックは病気が国から国に広がるのをもはや制御できない段階に達したことを指す、とWHOは過去の会見の中で表現しています。
Overshoot (オーバーシュート)は“通過・使いすぎ”を意味し、動詞で“うっかり通り越す・使いすぎる”という意味を持ちます。
元々は経済・金融関係で主に使わていた言葉です。
株価・為替等が予想を超えて行き過ぎた時に使われたりします。
今回のコロナウイルスでは“突然爆発的に患者が急増すること”から“爆発的患者急増”を指す言葉として使われています。
ちなみに海外のニュースではオーバーシュートという言葉は用いらず、爆発的患者急増の意味合いでは“Outbreak”や“Explosion”が基本的に使用されています。
Lockdown (ロックダウン)は“独房への監禁・封鎖”という2通りの意味があります。
オックスフォードの現代英英辞典には下記の説明がありました。
An official order to control the movement of people or vehicles because of a dangerous situation
“危険な状況に対し人や乗り物の移動を管理するための官令”ということですね。
コロナウイルスでは封鎖の意味で使われています。
コロナウイルスの英語名は“Coronavirus”となります。
Corona virusと間を離さず、1単語でCoronavirusとなります。
Corona(コロナ)はラテン語で“王冠”や“円光,光輪”を意味し、そこからきているのでそうです。
王冠は英語では“Crown”となりますが、ウイルスを顕微鏡で見た時の形状(表面にある球状の突起)が王冠をイメージさせたことから名付けられたのだそうです。
ちなみに新型コロナウイルスによって引き起こされる病気の名前は“COVID-19”です。
COVIDは何の略?ってことですが、
COは“corona(コロナ)”、VIは“virus(ウイルス)”、Dは“disease(病気)”を意味します。
クラスター等はできればカタカナより日本語で集団などとした方が理解しやすいのですが、きっといろいろな事情もあって政府も横文字を使い続けるのだと思います。
いつ収束するか分からず、自粛でストレスを抱える方も多いことと思います。
家で余裕のある人は、じっくり本を読んだり学習することに時間をあてる機会にもなります。
自分のような一般の市民にできることは、手洗い・うがい・不必要に人込みの中に行かない、といった部分ですが、1人1人が意識を持つことでウイルスの急速な拡大を抑え、事態をより早く終息させることにつながります。
今の時代は家にいてもインターネットがあり人と繋がることができるのはせめてもの幸いだと感じます。
自身も時間のある時には英語の学習そしてアウトプットの場としてこのブログで何かしらお役に立てると幸いです。