「四月は君の嘘」のスヌーピーの名言から英語を学ぶ!

四月は君の嘘
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「四月は君の嘘」にはたくさんの名場面・シーンがありますが、その中でもヒロインでもあるかをりがちょこちょこ引用するのがスヌーピーの名言。

正確にはスヌーピーは犬?なのでPeanutsからの名言。

少し前まで自分は英語でも本のタイトルはスヌーピーだと思っていたのですが、実際はピーナッツ、スヌーピーは1キャラだったのでした。

かをりはまさしくなタイミングの時にチャーリー・ブラウンやマーシーの言葉を呟きます。

ここではその内のいくつかを英文の説明と共にご紹介したいと思います。

※少しネタバレあるので、ネタバレはいや、という方はアニメや漫画を見た後にまた遊びにきてもらえると幸いです。



かをりが引用したチャーリー・ブラウンの名言

海図にない海を搬送するには勇気がいるのよ!
It takes courage to sail in uncharted waters!

Take courageは熟語で“勇気がいる・勇気を必要とする”です。

Sailは名詞で“帆・帆船・航海・船旅”、動詞で“航海する・船旅をする”となります。

Unchartedはchartにunをつけて否定及びedで受動態となっていますね。
Chartは名詞で“図・海図・表・グラフ”といった意味があり、動詞で“図表(海図)に記す・図表(海図)を作る”、という意味があります。

打消しのunと受動のedを付けてUncharted“未知の・まだ調査されていない”という意味となります。

Waterは水のイメージがありますが、海を表すこともできます。

通常水は数えることができないので不可算名詞となり複数形のsもつけません。

ですが、特定の川や湖、水域・海域を示す場合にはwatersと複数形となります。

上記の言葉は元々はチャーリー・ブラウンの言葉。

公生はコンクールに出場することに完全に自信を失っていました。

音が聞こえない状態でどうやってピアノを弾けば良いか分からなかったからです。

ピアノの音が聞こえない状態でコンクールに出場するというのは公生にとってはかなり大きな挑戦であり、全く未知のことでもありました。

そこで叱咤激励の意味を込め、誰も挑戦していないことに挑戦することには大きな勇気が必要なのだ、とかをりが公生に上記の言葉を送ったのです。

不安なのは当たり前だし当然、かをりは常にポジティブな態度で公生に接します。

気が滅入っている時は頬づえをつくといい 腕は役に立つのが嬉しいんだ
When you’re depressed, it always helps to lean your head on your arm. Arms like to feel useful.

Depressed“落ち込む・意気消沈する”という意味です。

ちなみに名詞であるDepression“鬱・うつ病・不況・不景気”の意味があります。

Lean“傾く・もたれる・寄りかかる”という意味です。

Lean your head on your armで腕に頭をもたれさせる、ということですね。

Arms like to feel usefulで役立つこと(役立つと感じること)が好き、です。

公生は突然参加することとなったコンクールかつてないプレッシャーを感じ、通りで見かけた黒猫を見て吐きそうになってしまいます。

黒猫はピアノに対して厳しかった母親を想い起させたからです。
公生は飼っていた黒猫を母親によって捨てられています。
黒猫がピアニストである公生の手を傷つけたからです。

あの日以来ずっと母親の陰の中にいる、そう呟く公生にかをりは“君は君だよ”、と伝えます。

そして、公生の手に手を合わせ、上記のチャーリーブラウンの言葉を伝えます。

気が滅入ったら誰かに頼ったっていいんだよ、頼られる方だって嬉しいんだから、かをりは自らの手を合わせることでそう公生に伝えています。

あのね、ぼくがいつもそばにいて助けてあげられるとは限らないんだよ
You know, I’m not always going to be around to help you.

You knowはよく会話の間に使われる言葉ですね。

WellやLet me seeのように間と間で言葉のつなぎの感覚で使われることが多いです。

ここでは“知ってるかい?分かってるかい?”といった意味合いですね。

I’m not going to~“~する予定はない・するつもりはない”、という未来のことを表します。

ちなみにwillも未来のことに対して使われますが、willの場合、その場で決めた未来、つまり、決まっていなかったことに対して、その瞬間に判断した未来となります。

Going toはすでに決まっていた・予定や計画した未来、となります。

Be around“周り・付近にいる”、ですね。

コンクールにでた感想をかをりは公生にたずねます。

みんな心になにかを持ってなにかを支えとしてステージに立っているのを感じた、そう公生は伝えます。

かをりは、公生が心になにを持ち・なにを支えにしたのか聞きます。

公生が応えた言葉は“君がいたんだ”でした。

本当だったらかをりは心から喜んだはずです、少なくとも自分はそんな反応を予想していました。

ですが、かをりが心の中で呟いたのは、常に自分がそばにいて助けてあげられるとは限らない、というものでした。

かをりの心中とその後を暗示したシーンでもありました。

かをりが引用したマーシーの名言

ねぇ先生、私達みんなさよならのキスをしてくれる人が要るんです
We all need someone to kiss us Goodbye

Kiss ~ Goobye“~に別れ・さよならのキスをする”という意味です。
“捨て去る・忘れさる”、といった意味合いで使われることもあります。

こちらは元々はマーシーの言葉です。

かをりが手術を受ける時に呟いた言葉ですね。

かをりの心中を表しています。

どのような意味合いで言った言葉だったのでしょうか。

少なくともかをりにとってその人が心の支えでした。

「四月は君の嘘」スヌーピーの英語の名言まとめ

四月は君の嘘、英語名は“Your Lie in April”ですね。

自分が感動した、というよりむしろ泣いたかも、なアニメです。

音楽が好きな方でまだ見ていない読んでいない方にはぜひお勧めです!
というか誰にでも関係なくお勧めです!

アニメーション・ストーリー・音楽と本当に素晴らしいです。

また、生きるということについても改めて考えさせられます。

Againと言って何度でも立ち上がり、苦しみながらも挑戦していく中学生達の姿には、見習うべき部分がたくさんありました。

四月は君の嘘

公式ウェブサイト:https://www.kimiuso.jp/

名言・台詞引用元:『四月は君の嘘』著者:新川直司|出版社:講談社『講談社コミックプラス』
フリーコマ画像提供元:https://alu.jp/