英検1級の単語は難しい?Readingパートだけ合格者平均点より上だったのでその覚え方をお伝えします!

英検1級
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英検1級を再び受けたのですが、再び惨敗!

と思ったのですが、むしろ部分という点だけ見ると惨勝?、英検1級合格者の平均点よりもはるかに上の点数を取れていたのが今回のテーマである単語・熟語を含むReadingのパート

25点満点中24点(単語・熟語のパート)、ミスしたのは1問のみでした。
正直単語・熟語に関してだけは受ける前から合格者の平均点以上はほぼ確実に取れる、という自信がありました。

実は前回受けた時は今回より更に惨敗のG1-5(英検準一級と英検一級のちょうど真ん中あたりのスコア)だったにも関わらず、この単語・熟語に関してのみ合格者の平均点よりけっこう上だったためです。

それで落ちるということは、その分リスニングとライティングが全然ダメということの裏返しではあるのですが・・。

ということで、リスニングとライティングについては全くアドバイスできない自分ですが(むしろアドバイスください)、単語・熟語に関してはなにかしら参考になるかもしれないので、その学習方法や参考書等についてお伝えできればと思います。



英検一級の単語のレベルは?

女性とはてな(英検一級の単語のレベルは?イメージ図)

英検一級を合格するのに必要な語彙量は12000語~15000語だと言われています。

ちなみに英検英検準一級ですと7000語程度の語彙量。
英検準一級から英検一級合格には最低でも1.5倍~2倍以上の語彙を新たに覚える必要があります。

12000語~15000語って、なんか数字で示されれると途方もなくて、自分にはなんともいまいち実感がわかないです。
ですが、これネイティブですと小学生レベルの語彙量だそうです。

非ネイティブ圏ですと間違いなくすごい語彙量ですが、ネイティブ圏だと小学生レベルなのか~、なんとも感慨にふけります。

実際の場では使うことがない、マニアック、等と呟かれたりもする英検一級の単語ですが、確かに実際マニアックな単語が多いです。
けれど、同時にニュースや英字新聞・時事では頻繁に使われる単語もけっこうあったりします。

なので、試験用だけでなく、政治や経済・社会問題等で出てくる単語や熟語もそれなりに理解できる語彙力が実際必要となってきます。

英検一級の単語の覚え方

英語の辞書とペン(英検一級の単語の覚え方イメージ画像)

正直自分は恐ろしい程に記憶力がない、学生時代もあまり覚えはよくありませんでしたが、現在はそこに更に磨きがかかってました。

なんで、未だに新しい単語を覚えても翌日にはほぼ9割方忘れています。
翌日再び復習して覚えても翌々日には再び忘れているという(これがある程度の期間スパイラルで続くという)、本気で一般の方よりはるかに覚えが悪い人間です。

それでも最終的にある程度覚えることができたのは、覚えるまでひたすら反復した、1年以上継続した、からだと思います。

なので単語や熟語を覚えるので一番大切なのは、脳に定着するまで何度でも繰り返し読む、毎日継続して半年・1年とコツコツ読み込むことです。

特に特殊な方法を使ったのではなく、ど定番かもですが、これが正直本当に自分がやっていた方法です。
ですがこの直球の方法で、合格ラインよりけっこう上の点数(Readingのみ)で2度とも突破することができました。

使った本もたった一冊のみです。
英単語・熟語を覚えるのにこれ以外の本は一切使いませんでした、“一転集中”、ここもポイントです。

もちろん、長文・ライティング・リスティング用にはこれとは別に英検一級の過去問や長文専用の参考書は購入しています。
ですが、英単語・熟語用に購入したのは、次で詳しくご紹介する英検1級 でる順パス単一冊のみです。

英検一級用のお勧め単語帳・参考書はでる順パス単英検1級!

英検一級の語彙対策に自分が使用したのは、旺文社の「でる順パス単英検1級」のみです。

なぜこれを選んだか、というと単純にアマゾンで検索したらでる順パス単がトップに出てきた&自分が確認する限り一番評判も良かったからです。

最終的に1年半以上読み込んだ現在の姿がこんな感じです。
もはや表紙はどこかへいってしまいましたが、普通に5周以上は下記の方法で繰り返し読んでいます。

でる順パス単英検1級

自分の使い方

単語帳は毎日(週5日)のように読みこみました。
電車へ乗る時も常にすき間時間で読めるように持ち歩いていました。

と言っても毎日数十ページ読み込むという方法ではなく、本当に少量を毎日コツコツ型です。
速読のように何十ページも読み込んでもほぼ忘れることは確実、特に自分は、と思ったので少量を毎日ようにじっくり読み込みました。

まず6ページ、つまり2ページに10の単語数なので、毎日30単語を新たに覚えていく形です。
(ちなみに一番最初は自分は毎日2ページの10単語のみにしていました)

これ(30単語)を本当に毎日繰り返せば3ヵ月かからないぐらいで一周完結することができます。
ただ、自分の場合は完結した時には9割忘れているので、終わったらまた最初から再び同じことを続けていく形です。

単語を覚える際のもう1つのポイント・自分が行っていたのは復習です。

ただ新しい単語を覚えるだけでなく、同時に前日に覚えた30個の単語も復習します。
その復習が終わったら、さっき新たに覚えた30個の単語に戻り、忘れていないか復習。
それが終わると、1週間前に覚えた30個の単語も復習します。(本当はこの後1ヵ月後にもやると良いようです)

つまり、新たに単語を覚えると同時にこれまでに覚えた単語の復習を毎日繰り返す形です。

自分の学習方法をまとめると下記のような形です。

・新しい単語30個(6ページ)を覚える(最初の1周目は10単語のみ)
・前日の30個の単語を復習
・先程覚えた新しい単語30個を復習
・1週間前に覚えた30個の単語を復習

なぜこのような方法で覚えたか、というと自分自身が本当に右から左へすぐ忘れてしまう人間だったので、ちゃんと脳に定着させ・忘れない方法はないだろうかと探していてたどり着いたのが「エビングハウスの忘却曲線」だったのです。

エビングハウスの忘却曲線はドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスによって発表されました。
無意味な音節を記憶し、時間と共にどれだけ忘れるかを数値化したものです。

一切なにも復習をしなかった場合、このエビングハウスの忘却曲線に従えば覚えたことの約80%は1ヵ月後には忘れ去られているのです。

エビングハウスの忘却曲線の細かい説明は省きますが、逆に定期的に記憶を呼び起こす・復習すれば、記憶力は一気に跳ね上がります。

前日・1週間後・1ヵ月後と周期的に復習すればする程、脳に定着し、覚える量・人によって100%に近い形で思い出すことができるのです。

実際に確かに自分にはそれなりの効果があったのだと思います。

単語だけでなく例文と熟語も一緒に確認する

恐らく一番効率的なのは単語のみにフォーカスを絞って覚えることかもしれません。
ですが、自分は隣のページに記載の単語を含む例文も一緒に読むことを強くお勧めします。

というのも単語のみですと、忘れやすいからです。
例文と一緒に読むと、文章上での使われ方も確認できるので、よりその意味が記憶に定着しやすいのです。

多分自分はここの例文もしっかり読み込んでいたのも良かったのだと思います。
恐らく単語だけですと、逆にしっかりと覚えるのに2倍以上の時間を要していたのではないかと思います。

単語の後には熟語も300語あるので、ここも出題されるのでできる限り覚えるのが良いですね!
できればここも同じく熟語だけでなく、例文とともに。
単語と同じく忘れやすいからです。

発音とイメージも意識して

単語を覚える際は、発音も一緒にしながら覚えるとより定着しやすい、と感じます。
実際に発音が分かっていないと、今度はリスニングの時に知っている単語でも?になってしまう可能性が大いにあります。

自分は単語の下に記載されている発音記号も同時に確認して、ぶつぶつ呟きながら覚えていました。

後よく言われるのが“イメージ”です。

単語をイメージして覚える形です。
Appleでしたら、赤くて丸みをおびた果物を脳に思い浮かべる感じです。

正直ここは例文も一緒に読み込んでいれば、自然として文脈からイメージして覚えられると思います。
自分も例文を読んでいたら、自然と単語や熟語をイメージして覚えていたのだと思います。


英検一級単語・熟語パートで点数を取るポイント

英検一級単語・熟語パートで点数を取るポイント

自分が今回受けた2019年6月2日に受けた英検一級のテストは、大問1(単語・熟語の知識を問う問題)が25問ありました。

正直自分も24点と、今回1問しかミスがなかったわけですが、その全部の単語を理解していたわけではありません。
やっぱり知らない単語・むしろ忘れてしまった単語もちらほらでてきました。

その時はもう“消去法”です。
まず、自分が知ってる単語の意味を空所に照らし合わせ、いやこれだとちょっとおかしな文になってしまうな、と思う時は選択肢から削除します。

最終的に知っている単語がどれを当てはめてもしっくり意味が通らない場合は残った単語を選択します。
それが1つだけなら良いのですが、2つとかなった場合はもうここはカケです、直感でこっちかな?という単語を入れます。

後は、分からない単語でも、その意味合いからなんとなく意味を想像できる場合もあります。

よく見ると知ってる単語の組み合わせ・活用の変化でてきている新しい単語だったりする場合があります。
その場合、なんとなく意味が想像できたりします。

知らないから分からない、だけでなく、もしかしたらこういう意味かも、と想像力を働かせてみると、意外にぴたっと意味のくる単語になる場合もあります。

単語・熟語は短時間で一番点を取れる場所なので、自分は最後までけっこう粘ります。
ですが、逆にこれはいくら考えたところで分からないだろうなっ、という場合は長文のための時間を浪費するだけなのでさくっと見切りをつけすぐ次に進むようにしています。

一番良いのはやはり日頃の積み重ね、しっかり単語帳を試験日まで毎日熟読していくことが大切ですね!




まとめ

英検1級

こんだけ語っといてリスニングとライティングがダメダメだったので、普通に英検一級落っこちているという自分です。( ̄ロ ̄)

ですが、スコアは今回G1 -2に上がり、恐らくあと数問正解すれば合格、ようやく後一歩の距離にきたと感じます。

前回同様課題がリスニングとライティング、ということでここを重点に今後は頑張っていきたいと思います。

自分と同じく英検1級を目指されている方は、ぜひ諦めずに頑張ってもらいたいです!

少なくとも単語や熟語に関しては、本気で記憶力の悪い自分でも点数を取れるので、毎日こつこつあきらめずにやれば確実に合格点はいけると思います!

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