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東京オリンピックが開催される2020年までもう2年切りましたね!
ボランティアとしてオリンピックに関わりたい方もたくさんいると思います。
外国の人もたくさん来られると思うので、その時に案内をするボランティアとして必要となるのが英語です。
ですが実際にはどのぐらいの英語力が必要となるのでしょうか?
目次
実際に東京オリンピック公式サイト(公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)を確認したところ、英語に関してははっきりした明確な基準はどこにも記載がありませんでした。
というのもオリンピックのボランティアというと外国の人がたくさん来るし英語が必須と思いがちかもですが、実際には外国の人の案内以外でも英語をあまり使用しない様々な業務があるからです。
なので、オリンピックのボランティアに英語は必ずしも必須というわけではないのです。
ただ、やはり英語はできないよりできる方が優遇されると思います。
というのもボランティア募集要項の積極的に応募していただきたい方の項目に“英語やその他言語のスキルを活かしたい方”とあるからです。
ボランティアの業務内容もチケットのチェックから、空港やホテル、会場での接遇等、直接外国の人と接する仕事がやはり多いからです。
下記は公式サイトに記載されている募集条件になります。
英語に関する明確な条件の記載がないので、なんとも言うことはできないのですが、参考にできるものがあります。
それが通訳案内士の資格です。
通訳案内士についてはこちらでも詳細を記載しています。
「通訳案内士法の改正!資格不要で外国の人をガイドできるようになりました!」
通訳案内士は、外国の人を有償で案内することのできる国家資格になります。
2017年まではこの資格なしに、ツアーガイドとして外国からの観光客を有償で案内することはできませんでした。
2018年現在は改正通訳案内士法が施行されたことにより資格がなくても有償で案内することができます。
この通訳案内士はそもそも海外の方を案内するために設けられた資格なので、基準にできるかと思います。
通訳案内士の資格を取得するのに、必要な英語のレベルの目安はTOEICでいうと840点です。
というのも通訳案内士はある一定の基準を満たすと英語のテストが免除になるのですが、その英語テスト免除対象となるのはTOEICで840点以上を保持している人だからです。
このTOEICで840点以上取れるということは、外国の人に直接接して案内するには十分な英語力だと判断されたということでしょう。
TOEICで840点以上は英検でいうと準一級以上に匹敵すると思います。
TOEICと英検準1級の両方を受けた自身の個人的感想から言わせていただくと、英検準一級を持っていてもいける人はいけるのですが、到達できない人はできないのがTOEIC840点だと思います。
ということで通訳案内士に関してはけっこう高めの英語力が要求されます。
ですが、東京オリンピックで求めているのは“ボランティア”です。
プロではありません。(もちろんプロの方が来てくれたら嬉しいとは思いますが)
なので、通訳案内士のように高いレベルの英語力は要求されないと思います。
ですが、それでも最低限の会話が成立する英語力は必要になると思います。
結論として、個人的にボランティアに最低必要だと思われる英語力は、おそらく英検2級もしくはTOEIC550前後となるかと思います。
英検2級もしくはTOEIC550前後取得できるということは最低限の会話はできると思うからです。
というのも自分が英検2級やTOEICが500点台だった頃を思い出すと、流暢には話せないけれど、いちお基礎的な会話はできたと思うからです。
もちろん英検もTOEICもあくまでテストとして捉えた時の基準です。
実際英検を取得していなかったり、TOEICが低くても、日常会話になると流暢に話せる人もいますし、またその逆のパターンもあるからです。
ちなみに今回のボランティアの募集人数は80,000人となるそうです。
8万人ってかなり多い!
っと個人的に思ったのですが、むしろ枠はかなり狭いようです。
日本ではありませんが、過去にブラジルのリオデジャネイロで開催されたオリンピックでは募集枠約7万人に対して24万人近くが応募しました。
倍率は3倍以上ということになります。
日本ではどのぐらい多くの人が応募するのかは全く分かりませんが、ブラジルの例を参考に考えると十数万人~二十数万人の応募者はあるのではないかと思います。
個人的な予想ですが倍率が3~5倍近くになるんじゃないかと思います。
正直受ければ誰でも受かるのでは、ボランティアだし、と勝手に思っていたのですが、むしろオリンピックのボランティアとなると大人気なので受かること自体が難しそうです。
上記のことを考えると、普通にやっているとボランティアに受かるのはなかなか難しそうです。
英検一級取得者、TOEICが900点台後半等の方でしたら話は別かもですが。
どちらにしてもせっかく応募するのでしたら、何も考えずに応募書類を出すより、しっかり対策をして受ける方が受かる確率も高まります。
一番最初に考え付くのは書類に記載できる英語力を少しでも高めることです。
英検二級より英検準一級、TOEIC500点よりTOEIC700点、800点と高ければ高いほど良いです。
やはりアピールできる英語力は高ければ高いほど良いのです。
仮に資格を持っていなくても、高い英語力がなくても、英語で自分にはどんなことができるのか、英語を勉強してきた方なら何かしらアピールできることはあると思います。
もちろんボランティアをしたいという熱意はとても大切ですが、それと同様に自分がボランティアとしてどう役に立つことができるのか、具体的に示すこともとても大切です。
過去のリオデジャネイロのオリンピックでもロンドンのオリンピックでも、実際応募者の半数以上は応募書類の段階で落とされています。
この応募書類でしっかりアピールすることが大切なのです。
もう一点は、正直個人的にはこちらも英語と同様に、もしくはそれ以上に大切なのではと思うのですが、コミュニケーション能力です。
どんなに英語ができても、ただ話せるだけでは正直ロボットや音声通訳器で代替可能になってしまいます。
逆にあまり英語ができなくても、相手の気持ちをしっかり汲み取りカタコトでも親身になって対応してくれる、そういう人の方が求められると思います。
少なくとも自分が逆の立場でしたら、日本語がとても流暢でも対応がそっけなかったり、機械的にこなすだけの人より、あまり日本語がうまくなくてもこちらの身になって親身になって対応してくれる、そんな人の方がまたこの国に来たいという気持ちにさせてくれるからです。
英語とコミュニケーション能力は大きな判断材料になると思います。
ですが、実際英語ができる人というのは案外多かったりします、つまりその分ハードルが高くなるということです。
本当に不足しているのは中国語や韓国語、ベトナム語、スペイン語等のできる人です。
英語以外の話者が不足しているのです。
先程案内した通訳案内士も英語ができる人はたくさんいても、英語以外の言語ができる人が不足しており需要を満たせていないのです。
もし英語以外の言葉ができるようでしたら、それはとても大きなアピールポイントとなると思います。
オリンピックのボランティアではやはり語学は重要です。
ですが、それ以外にも、オリンピックの競技や選手に詳しくなる、地理や交通に詳しくなる等、できることはたくさんあると思います。
英語等の語学だけが判断材料ではないのです。
自分ができることをしっかり伝え、まず応募書類に受かることを第一の目標にしたいですね!
2020年にはオリンピックがあるのか~、まだちょっと先のことだな~、っと思っていたら気が付いたらもう後2年、というかもう2020年まで2年切って1年半でした。
ほんとこのままいくとあっという間にオリンピック突入です。
ボランティアの募集要項も2018年の7月下旬に公表されるとのことです。
実際の応募期間は2018年9月中旬~12月上旬だそうです。
ボランティアに応募される方は、気が付いたら応募が終わってた~、なんてことのないように公式サイトの情報も逐一ご確認ください。
オリンピック以外でもボランティアやってみたいという方はこちらの記事もご参考までに。
こちらもオリンピックの前にボランティアとして参加することで、応募書類にもしっかり英語ボランティアの経験として記載することができます。
「東京で英語を使ってボランティアができるところまとめてみました!」
ぜっかく来てもらえるのでしたら、楽しい思い出を作ってもらいたいですね!
そのキーともなるのがボランティアの存在です!
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会ウェブサイト
ウェブサイト:https://tokyo2020.org/jp/