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英検1級は一次試験で数回落ち、面接でも1度落ちましたがその後何とか合格することができました。
落ちてからは面接このまま落ち続けて、せっかくの一次試験免除期間が過ぎてしまったらどうしよう、とかなり不安でした。
また一次の筆記試験受かる自信正直ない。> <
ですが、なんとか2回目で面接に合格することができたので、ここでは実際にどんな対策をしたか・面接時に押さえておきたいポイント等についてもお伝えしたいと思います。
目次
これはできればですが、ネイティブの人を探す方法です。
実際にこれは自分が面接対策に行った方法です。
やはり実際のネイティブスピーカーに面接の練習をしてもらうのが一番実践的です。
既に友達のいる人でしたら、今度英語の試験があるから1ヵ月で良いから、もしくは直前に数回で良いから練習に付き合ってとお願いします。
自分の場合は、たまたま昔から定期的に話している仲の良いアメリカの友達がいたので、その友達にお願いしました。
いや、そんな知り合いいないよ、って人はこの機に相手を見つける方法もあります。
無料で相手を探すのに使えるアプリがいくつかあります。
個人的にお勧めできるのはItalki・Hello Talk・Interpalsです。
ItalkiとHello Talkは言語学習に特化したサイトです。
Interpalsはペンパルを作る等、国際交流・チャットに特化したサイトです。
自分はどれも利用していますが、ここで友人を何人も作ることができました。
詳細はここでは長くなってしまうので省きますが、詳しく知りたいという方は過去記事もご参考までに。
ITALKI(アイトーキ)とは?評判はどんな感じ?人と対面で話すのが苦手、という人には対話型AIもお勧めです!
スピークエルは最新の音声認識技術とChatGPTの自然言語処理を利用したAI英会話サービスです。
無料でも利用でき、自分も使ってみたのですが本物のネイティブスピーカーと話しているのに近い感覚を味わうができました。
実際の使い方や感想は下記記事にもまとめました。
AI英会話「スピークエル」の使い方とフリートークした感想!外国の人をアプリで探したりするの正直大変だし、1人でなんとかしたい、という人も多いと思います。
そんな方にお勧めなのは1人でできる学習法です。
政治・経済・環境・社会問題、等々、賛否の意見があるものをいくつか日常のニュース等からピックアップし、それに対して英語で具体的に賛成・反対の意見を考える方法です。
白紙の単語カード・フラッシュカードにいくつかトピックを書いて、それをシャッフルしてその都度あたったものをやる、というのも良いですね。
頭の中だけでやっても良いですし、周りに人がいない状況でしたら声に出してやっても良いと思います。
いつでもどこでも、壁相手でもできる練習方法です。
英検1級の面接対策で、過去問以外で自分がお勧めできる教材があるとしたら、それは英検1級 面接大特訓と最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇です。
実際に自分が両方とも購入して面接の役に立ったなと感じたのが理由です。
英検1級 面接大特訓は政治・経済・教育・医療・科学等々、テーマごとにトピックを網羅しています。
賛成・反対の両方の理由も具体例と共に英語日本語の両方で記載されているのも良かったです。
最後には各トピックのフラッシュカードもついているので、1人で面接の練習をする際に単語(トピック)カードを1つ1つ書いて作るのがめんどうくさい、という人にはこちらのトピックカードを代わりに使うことができます。
最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇は名前にある通り英作文なので、本来これは英検1級の英作文対策用の本です。
実際に自分がこの本を購入したのは1次試験を受ける時でした。
ですが、英検1級の英作文のテーマも面接と同様に政治・経済・社会問題等をテーマにしています。
大きな違いはそれを記載するか、自分で話すかといった部分です。
こちらの本も英検1級面接大特訓と同様に、各テーマごとに賛成・反対の意見が対訳付きで記載されています。
一次試験合格後は面接対策にも利用できると気付き、その後も併行して面接対策に使っていたのが英検1級英作文問題完全制覇です。
余裕があればお勧めしたいのが英字新聞です。
自分は今も学習用に定期的に購入していますが、英検1級の面接対策にも大いに役立ちます。
というのも、面接のトピックで出されるようなテーマは英字新聞のニュースの中に掲載されているものも多いからです。
英字新聞と言っても、全てぎっしり英語で書かれているネイティブが読むような英字新聞ではなく、日本人に向けて編集された英字新聞であるThe Japan Times Alphaがお勧めです。
海外だけでなく日本国内の情勢もトピックとして取り上げられています。
記事によっては日本語の対訳もついているので読みやすいです。
なにより大きなポイントは、英検1級の面接対策に特化したような記事が月に2回掲載されている(2021年5月現在)点です。
2-minute Speech Exerciseでは毎回トピックがあり、そのテーマに関してなぜ賛成なのか反対なのかといったことを執筆者が様々な視点から具体例とともに掲載しています。
多分この通り実際の場でも話すことができればなんなく合格できるんじゃないかと思います。
大型書店に行けばThe Japan Times Alphaは普通に置いてあります。
お値段も380円とお手頃なので英検の面接対策から通常の英語の学習にも幅広くお勧めできます。
PS. 英語専門特化サイトの文殊-MOMJYU-さんにも下記自分の英字新聞に対するレビューを掲載させていただきました
【英字新聞を読み続けて英検1級に合格】HiroさんがおすすめするThe Japan Times Alphaとは
スピーチ時に沈黙はできる限り作らないようにしてください。
スピーチに与えられた時間は2分ですが、この2分は意外と長いです。
普段から英語がすらすら話せたり、社会情勢等に詳しかったりトピックがどんぴしゃだった人にはそうでもないと思いますが、そうでない人=自分、には想像していたより長いです。
ここで話がとだえて沈黙を作ってしまうと減点対象になります。
自分が面接に落ちた時も最後の数十秒沈黙を作ってしましました。
もはや話すネタが尽きてしまったのです。
あれだけ沈黙は作ってはいけない、といろいろなサイトで囁かれていて、ここだけは自分も注意しようと思っていたにも関わらず、です。
案の定落ちましたが、というかここ以外にもいろいろ減点対象があっての結果ですが、簡単に減点対象を免れる対策の1つとして沈黙を作らないという部分があります。
頑張って2分話せるようなトピックを最初になんとか選び抜きましょう!
自分も2回目の面接では、これなら知識もそれなりにあるししっかり話せる、というテーマを選んだので最後まで沈黙を作らず最終的に合格することができたのです。
選んだトピックに賛成するにしても反対するにしても、しっかりとした理由が必要です。
この部分は英検1級の面接対策をしている方は周知ではあると思います。
ただ、自分なりの理由を述べるだけでなく、そこに科学的な証拠や実際の具体例を同時に示すことができれば、よりスピーチに正当性や具体性を持たせ、試験管も納得することができ得点にもつながります。
と言っても、正直そんな部分まで覚えるのは大変だったりします。
自分も全ては覚えることができなかったので、せめて今話題になっているトピックやニュース等で良く取り上げられているデータや数値・研究結果等は覚えるようにしていました。
実際にスピーチの中でもデータや数値・専門家の予測等を話すこともできたので2回目の面接では合格できたのではないかと思います。
意見・主張に一貫性を持たすことができなかったのも自分が最初面接に落ちた原因だと思います。
自分も選んだトピックに関して、話しているうちに論点がだんだんずれていっていることに気づきましたがもはや引き返せませんでした。
これは英検2級の面接等でしたら、恐らくま~英語で意見は言えているし仕方ない、といった形で通ったんじゃないかと思います(あくまで個人的予測ですが)。
が、英検1級の面接官は見逃しません。
スピーチが終わった後、質疑応答の際に
“スピーチの中で君が話したことには少し矛盾が生じていませんか?”
と見事に突っ込まれてしまいました。
“いえ、それは・・”
と苦し紛れの説明をしましたが、その説明さえも本当に単なる言い訳のように自分でも聞こえてしまい、見事に落ちました。
自分の話していることとテーマに一貫性を持たせ、矛盾やほころびがないようにしましょう。
でないと自分のように痛いところを後から突っ込まれてしまいます。
英検1級では発音も評価のポイントに入ります。
ただ英語を話せていれば良い訳ではないのです。
面接官がしっかりと理解できる英語を話せなくてはなりません。
と言っても、じぶんはジャパニーズイングリッシュです。
日本人なまり普通に入ってます。
何年も英語圏に住んでいてネイティブのようなきれいな発音ができるわけではありません。
ですが、評価対象となる以上意識して話すしかありません。
発音は日頃からネイティブの英語をしっかり聞いて同じように話せているか、という毎日の積み重ねがものをいうので、面接直前では意識して話すという部分以外はどうしようもありません。
ただ、それ以外に重要な部分・できることがあります。
下手でも発音が多少ずれていてもよいので、はっきり相手に伝わる声で自信を持って話すということです。
ぼそぼそうつむき加減に話していたら、相手も聞き取ることができず、“Could you say it again?”と聞き返されてしまいます。
ですが、発音が多少ずれていたりなまりやクセがあっても、はっきりと自信を持って話せば相手に伝わります。
自分も発音はあまり自信がなく減点になっていると思ったのですが、そこができていたからか合格時の結果を見ると平均値は超えることができていました。
英検1級二次試験の面接の正式な合格率は2021年現在公表されていません。
2011年までは英検1級二次試験の合格率は公表されていたのですが、その後は2021年現在もずっと公表されていません。
参考までに2007年~2011年までの過去の合格率は下記の通りです。
およそ60%前後の人達が合格しているといった形ですね。
その後の基準が大きく変わったりしていない限りは、この過去のデータから推察する限り、今も60%前後の受験者が合格しているのではないでしょうか、あくまで推測の範囲ではありますが。
ちなに合格点に関しては100点満点中60点以上となります。
点数の数値だけから全てを評価することはできませんが、実際に2回受けてみた実感としても、一次の筆記試験の難易度と比べると二次の面接の方が合格できる可能性は高いと感じます。
配点はShort Speech・Interaction・Grammer and Vocabulary・Pronunciationと4つの項目から成り立っています。
各配点は下記の通りです。
最初の2分間のスピーチとその後の4分間の質疑応答で60点、つまり半数以上を占めています。
やはり最初のスピーチと質疑応答をいかにうまくこなせるかが合格へのキーですね。
文法・ボキャブラリーと発音も各20点の配分なので、ここもできる限り頑張りたいところですね。
英検面接1級の面接の流れは、日本英語検定協会の英検バーチャル二次試験1級でも確認することができます。
実際の流れををアニメで見ることができ、面接官の話す英語も音声つきで確認できるので参考になります。
面接室に入る前は、部屋の前にあるイスに座って順番を待ちます。
坐ってからすぐ呼ばれるわけではなく、前の人の面接が終わるのを待ちます。
自分が着席する席に呼ばれた時は、2~3人面接の待機をしている人がいました。
他の方が終わるまでの間5分~10分程待機していたと思います。
待ってる間はイメージトレーニングできますね。
その後係員から呼ばれるので、そのまま面接室に入ります。
入る時は自分はHello等一言挨拶もしました。
特に評価には関係ないですが、マナーとしてHelloやNice to meet you等一言挨拶はできると良いと思ます。
教室に入ってから面接カードを係員に手渡します。
面接カードは氏名や生年月日・受験地などの情報を記載するカードです。
ここに来る前の控室で面接カードは事前に渡され、そこで記入する時間も与えられます。
面接官から指示があったら着席します。
Have a seat等声をかけられます。
最初に氏名の確認をします。
その後は自己紹介的な簡単な会話を面接官とします。
こちらの会話も採点には影響しません。
あくまで本番に入る前にちゃんと実力を出せるよう肩の凝りをほぐす的な意味合いですね。
ここまでどのぐらいかかりましたか?どうやってきましたか?週末はどう過ごしていますか?など、文字通り簡単な日常会話です。
大体1分程で終了します。
ここからが本番ですね。
面接官からトピックカードを受け取ります。
トピックカードには5つのトピックが記載されています。
ここから自分に合ったトピックを選びます。
トピックには専門的な知識を必要とする内容とそこまで専門的な知識を必要としない内容が入っています。
これなら自分なりの意見を持って受け答えができる、とある程度の自信を持てるトピックを選びたいですね。
トピックの中から1つ選んだ後は、スピーチする内容を考えます。
ここで与えられる時間は1分間です
基本的にトピックに対してのYesかNoを選ぶことになると思うので、なぜそう思うのか?といったことを具体的に説明できるように準備しましょう。
大まかでも良いので起承転結を意識しながら考えられると良いと思います。
面接官の指示があるので、そこでスピーチを開始します。
与えられる時間は2分間です
選んだトピックを伝え、トピックに関する自分の考えを伝えます。
この2分間、初めて自分が面接を受けた時は思ったより長い時間でした。
恐らく日本語でしたら2分間は短いと感じるような内容でも、英語だとむしろまだ終了の合図がないのか、と感じたりします。
これは選んだテーマと本人の英語力によるとことが大きいですね。
もし2分以上話せそうな場合でも、2分を過ぎたところでスピーチは中止となります。
面接官からスピーチの内容に対して質問されます。
自分の場合は3つ程スピーチの内容と関連したことについて質問されたと思います。
ここでは答えが長い・短いといいったことよりも、自分の意見をしっかりと伝えることが大切です。
答えがちぐはぐだったり、矛盾していたりする場合、ツッコまれることもあるのでご注意を。
質疑応答の4分間が過ぎると面接時間の終了を係員から告げられます。
こちらも質疑応答の途中でも4分間で終了となります。
トピックカードを面接官に返して退出します。
英検1級の面接を受けるにあたって、できる対策としては、ネイティブの練習相手を探す・英検1級面接用の教本で勉強する・英字新聞をチェックする等です。
実際に自分が全て行い最終的に合格できた方法となります。
面接時に押さえておきたいポイントは、沈黙を作らない・意見に具体例や科学的根拠を含める・首尾一貫した主張をする・発音も意識する、といった部分です。
ありがたいことに、英検1級の面接は1度落ちてもその後も1年以内でしたら引き続き一次の筆記試験免除で受けることができます。
仮に最初の1回落ちても、連続で受ければ後2回チャンスは残っています。
自分も1度は落ちているので、その場合は面接への慣れ、と捉えて2回目は足りてなかったポイントをおさらいして新たな気持ちで望んでいきたいですね!
日本英語検定協会
公式ウェブサイト
https://www.eiken.or.jp/
公式ウェブサイト(英検1級詳細)
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/detail.html#anc02-01
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