四月は君の嘘のタイトルと名言を英語で読み解く

四月は君の嘘

四月は君の嘘は以前に宮園かをりが引用していたスヌーピーの名言を英語でご紹介しました。

今回は四月は君の嘘の英語タイトル、作中の名言の英語訳についてお伝えできればと思います。

正直名言に溢れ過ぎている作品なので、今回はあえてメインキャラである有馬公正と宮園かをりにしぼっています。

※各名言ごとに作品の内容・あらすじについても解説を載せているので、まだ見ていないのでネタバレは困る、という方は作品を見終わった後にまたお立ち寄りいただけると幸いです



四月は君の嘘の日本語と英語のタイトルの解釈

Your Lie in April四月は君の嘘の英語タイトルです。

思ったよりすんなりした訳ですね。

四月のあなた(君)の嘘、ですね。
Lie“嘘”です。

四月は君の嘘は日本語としても少し不思議な感じがしますね。
本来なら四月の君の嘘や四月に君がついた嘘、となるところです。

なぜ四月を主語としたのか、という部分は自分なりの解釈が出来るように考える余地を残したのかもしれない、といった意見がありました。

確かに、四月の君の嘘や四月に君がついた嘘ですと、それでタイトルが成り立って完結します。

ですが、四月は君の嘘ですと、読み手ごとに考える余地ができます。

ここで言う四月とはなんなのか?
なぜ四月と君の嘘がイコールの関係となるのか?
君の嘘の前後には、続く言葉が省略されたタイトルなのかもしれない。

四月は君の嘘、というちょっと不思議で独特なタイトルは、読み手に解釈をゆだねる意味あいも込めてつけられたタイトルなのかもしれません。

宮園かをりの英語の名言

悲しくてもボロボロでも、どん底にいても、弾かなきゃダメなの。そうやって私達は、生きてゆく人種なの。
Whether you’re sad, you’re a mess, or you’ve hit rock bottom, you still have TO PLAY! That’s how people like us survive

ボロボロ“Mess”です。

Messには名詞で“めちゃくちゃな状態・どさくさ・乱雑・散乱・窮地・困難”といった意味があります。

例えば部屋がすごく散らかっていた場合等、“What a mess!(すごいめちゃくちゃ!)”といった形で使うことができます。

ボロボロはMessの代わりに“Worn out””Burn out”すりきれた・疲れ果て・燃焼しきったといった意味合いで使うことができます。

どん底“Bottom”です。

Bottomは名詞で“底・水底・最下位”です。

Hit rock bottomはあまり聞きなれない英語かもしれませんが、“どん底に落ちる、最悪の事態を経験する”という意味の熟語です。

Hit“当たる”Rock bottom“岩の底”、海底や崖の底などのどん底に当たる、と考えてみると理解しやすいかもしれません。

これはかをりが初めて公正がピアノを弾けなくなってしまった理由を聞いた時の会話です。

自分がピアノを弾く音だけが聞こえないのは自分への罰なのだ、と語る公正に対し、同情したり慰めたりする代わりにかをりは上記の言葉をかけます。

ピアノをあきらめた公正も含め、私達と語っているところが印象的なシーンでもありましたね。
公正はかをりにとって過去形ではなく、未来形なのです。

お願いします 私の伴奏をしてください 私をちょっぴり支えてください くじけそうになる私を── 支えてください
Please, be my accompanist, support me a little bit, Please support me in this moment I’m about to lose heart

Accompany“~の伴奏する”といった意味を持つ動詞です。

ここでは名詞のAccompanist(伴奏者)を使い、Be my accompanist(私の伴奏者になって)と訳しています。

少し“A little bit”です。
支える“Support”となります。

~しそうになる、は“Be about to”を使うことができます。
Be about to“まさに~しそうになる・まさに~しようとする”という意味の熟語です。

Lose heart“心が折れる・落胆する・がっかりする”といった意味があります。

About to lose heart“まさに心が折れてしまいそうな”といった意味になりますね。

初めてかをりが真剣に公正になにかをお願いした瞬間のことです。

いつもは強気で自身に溢れて見えるかをりでしたが、この時は涙を流しながら公正に伴奏者になってください、とお願いをします。

初めてかをりが弱さを公正に見せた瞬間でもありました。

本当は怖くて逃げたくても、そんなそぶりは全くみせてこなかったかをり。
ですが今回ばかりはくじけてしまいそう、そんな自分を少しでも伴奏者として支えて欲しい、とお願いするのでした。

少しではなく、ちょっぴり、という言葉をこういった場面でつかっているところもかをりらしさが伝わる瞬間です。

私を見て 顔を上げて私を見て 下ばかり向いてるから 五線譜の檻に閉じ込められちゃうんだ
Look at me. look up and look at me. You are always looking down, that’s why you are imprisoned inside that cage of staff notation (Music scores)

顔を上げる“Look up”
顔を下げる・下を向く“Look down”

五線譜“Staff notation”です。
楽譜という意味で“Music scores”を使ってもよいですね。

は名詞で“Prison”

ここでは檻に閉じ込める(投獄する・収監する)という動詞の“Imprison”を使用しています。
閉じ込められると受動態なので“Imprisoned”となります。

には“Cage”を使うことができます。
Cage“鳥かご”の意味としてもよく使われます。

伴奏者として演奏することを引き受けた公正でしたが、演奏の直前でやはり無理だと感じてしまいます。
下を向きピアノを弾くおさらいをしますが、ほとんど練習をしてこなかったので無理もないかもしれません。

そんな公正にかをりは顔を上げて自分を見て、と伝えます。

下ばかり、楽譜ばかりを見てしまうからその檻に閉じ込められてしまうのだと伝えます。

五線譜の檻を出て、自由に自分を表現すれば良い、そうかをりは伝えます。

みんな怖いよ。舞台に上がるのは。失敗するかも。全否定されちゃうかもしれない。それでも歯をくいしばって舞台に上がる。何かにつき動かされて、私達は演奏するんだ。
We’re all afraid, you know… to get up on stage. Maybe you’ll mess up. Maybe they’ll totally reject you. Even so, you grit your teeth and get up on stage anyway. Something compels us…moves us to play music

~を怖がる“Be afraid”ですね。

舞台“Stage”
舞台に上がる“Get up on stage”となります。

Messは動詞で“散らかす・ダメにする・しくじる”といった意味です。
Mess up“めちゃくちゃにする・大失敗する”という意味になります。

拒絶する“Reject”です。
ここでは全否定“Totally(完全に)”を使ってTotally rejectとしています。

歯を食いしばる“Grit one’s teeth”という熟語を使うことができます。

つき動かすCompelです。
Compel“無理に~させる・強制的に~させる・~せずにいられない気持ちにさせる”という意味があります。

その他にPropel“駆り立てる”という意味を持ち、代わりに使ってもよいかもしれません。

ピアノのコンクールに出て、と公正にお願いするかをりでしたが、公正は自分には無理だと呟きます。

ピアノを恐れる公正にかをりは舞台に上がる時は誰だって怖いのだと伝えます。

大失敗するかもしれないし、全て否定されてしまうかもしれない、それでもなにかにつき動かされるように演奏する、それが演奏家である公正やかをりなのだと伝えます。

君は君だよ ”君らしく”なんて 曖昧な物じゃない 何やったって変わったってカンケーない 君はどうせ君だよ
You’re you. To be like you… it’s not so ambiguous as that. no matter what you do, no matter how you change, it doesn’t mean a thing. You’re just you, after all

君は君“You’re you”です。

You are what you areも同様の意味として使うことができま す。

~らしく“To be like”となります。

Like“~のように”
To be“~である(こと)・~になる(こと)”

君らしく“To be like you”と表現することができます。

曖昧は形容詞の“Ambiguous”を使うことができます。
Ambiguous“あいまいな・不明瞭な”という意味を持ちます。

何やったってカンケーない“It doesn’t mean a thing”となります。

It doesn’t matterもよく使われる表現で使うことができますね。
ここではより強く事柄が関係ないということを強調するためMean a thingとしています。

Mean a thing“それは全く何の意味も持たない”ということです。

どうせ“After all”で表現することができます。
After all“結局・結局のところ”という意味で、転じてどうせという日本語に当てはめることができます。

公正は母親の陰に今も生きていると呟きます。
ピアノに関しては絶対的だった母親、その母親の陰に囚われ今も生きているのだと告げます。

それを聞いてかをりは君は君、らしく、なんていう中途半端でも他人が推し量った想像や理想の君でもなく、君は誰でもない君自身なのだ、伝えます。

どうやったって君は君なのだから気にせず好きなようにやればよいと伝えます。

音を交わすことで お互いを知り お互いを理解する まるで魂が結びつき 心を重ねるように それは楽器を通じての対話 ハーモニーの生み出す奇跡 その瞬間 音楽は 言葉を超えるのです
By exchanging notes, you get to know one another, to understand one another. As if your souls were connected and your hearts were overlapping. It’s a conversation through instruments. A miracle that creates harmony. In that moment, music transcends words.

Noteメモという意味以外に“音符”という意味があります。
Exchangeは動詞で“交換する”です。

Exchange notes“音を交わす”と表現することができます。

結びつく“Connect”です。
重ねる“Overlap”です。

楽器“(Musical) instruments”となります。

超える“Transcend”を使います。
Transcendには“超越する・超える・まさる・しのぐ”という意味があります。

音楽は言葉を超える“Music transcends words”と表現することができます。

その他にも“Go beyond” “Go over” “Cross”等も超えるという意味で使うことができます。

椿とかをりのバスの中での会話でかをりが語った言葉です。

音楽家は音楽によって対話しお互いを理解する。
言葉も超えて音楽は届いていく、そうかをりは語りました。

君はあがかないの?私達あがくの得意じゃない
Don’t you struggle?
We are good at struggling, don’t we

あがく“Struggle”を使うことができます。
Struggle“もがく・あがく・争う・奮闘する”といった意味があります。

得意“Good at”ですね。

かをりの病状を知った公正は完全に覇気を失ってしまいます。
ピアノの練習もまともにしていない状態でコンクールが目前に迫り、もう自分には無理なのだと語ります。

それを聞いて、かをりは自分が手術を受けることを決めたと伝えます。
最後の最後まであがくことにしたと伝えます。
公正にも最後まであがかないのかと問いかけます。

以前のコンクールもお互いあがいた末に最後までやり遂げました。
だから今回も最後まであがかないのかと公正に伝えます。

有馬公生の英語の名言

僕の体に積もったほこりを払ってくれてありがとう
So, thank you. For sweeping away the dust that had collected on my body

Sweep“掃く”という意味の動詞です。
Sweep away“払いのける”という意味になります。

Dust“ほこり・ちり”です。
ただのゴミとしてのほこりやチリといった意味だけでなく、Star dust“星屑”といった表現にも使うことができます。

Collect“集める・収集する”という意味を持ちます。

The dust that had collected“集まったほこり”ということです。

本が乱雑に置かれほこりにまみれた公正のピアノ、愛しいけれど触れないから本とほこりでそれを覆い隠そうとしている。

かをりは自分が公正を音楽の世界に引き戻したことで公正自身が苦しむことになっていると告げます。
ごめんねと涙を流しながら伝えます。

ですが、そのほこりを払ってくれたのがかをりだと公正は伝えます。

苦しみは当たりまえ、挑戦するのも生み出すのも苦しいけど、今は充実している。

だからありがとう、と公正はかをりに伝えます。

あの日から 僕の世界は鍵盤でさえ カラフルになっていたんだ
Ever since that day… my world, even the keyboard… became colorful

あの日から“Ever since that day”
倒置表現にすることであの日がより強調されます。

鍵盤“Keyboard”です。
Keyboardはパソコンのキーボード以外に“ピアノの鍵盤”の意味も持ちます。

かをりに出会う前の公正はピアノを遠ざけ、白黒のピアノの鍵盤と同様世界もモノトーンでした。

ですが、かをりに出会ったことで公正の世界は色を帯び始めます。
白黒の鍵盤でさえも気が付けばカラフルになっていたのです。

悩んで 迷って 苦しんで たどりついた答えは笑っちゃうくらい シンプルで
After worrying, losing my way, suffering… the answer I (finally) arrived at was laughably simple

悩む“Worry”
迷う“Lose my way”
苦しむ“Suffer”
をそれぞれ使うことができます。

たどり着く“Arrive”を使います。
同様にReachも使うことができますね。

LaughablyLaugh(笑う)の副詞で“笑ってしまうぐらいに・ばかばかしいほどに”という意味です。

今も母の陰に生きていると告げる公正にかをりは君は君だよと伝えます。
自分らしく自由にやればよいと伝えます。

ピアノをずっと避け、苦しみ続けた結果辿り着いた答えはとてもシンプルで簡単なものでした。

たくさんの人と、音を共有できた時、たくさんの人に、音が届いた時、心を重ねた時… 音楽は言葉を超えるのかもしれない。
When you’ve shared those sounds with tons of people, when you’ve reached tons of people with those sounds, when your hearts come together… it might be that music transcends words.

共有する“Share”です。

たくさんの人Lot of people等も使えますが、ここではその規模をより強く強調するために“Tons of people”としています。

重ねる“Come together”としています。
人と人の心が重なる、つまり、集まって1つとなる、という意味で“Come together”を使うことができます。

その他に、“Overlap”“Pile up”“Corss”も重なるという意味で使うことができる言葉です。

超える“Transcend”ですね。

かをりも同様のことを話していましたが、公正も音楽は言葉を超えると語っています。

ステージで演奏をする中で音楽に触れ理解していきます。

実際に上演をする中でこそ音楽そのものについての気付きを得、理解を深めていく、というのは音楽家そのものだと感じます。


僕はたった一人でいいんだ。届くかな?ーー届くといいな
Just one person matters to me. Can I reach (you)? (Will it reach (you)?) I hope so

“たった一人でいいんだ”は言い換えれば“たった一人が重要なんだ”、ということです。
That matters“それが重要です”という意味です。

ここで重要なのはたった一人の人間なので、“Just one person matters”となります。

届く“Reach”ですね。

コンクールで一度は演奏を止めてしまう公正。
上演中に演奏をやめることは失格を意味します。

その時に聞こえたのがAgainというかをりの声でした。
ダメならまたやり直せばよい、再び公正は演奏を再開します。

ですがその演奏はもうモノクロではなくカラフルに色づいていました。
それは公正が想いを込めて弾いたからでした。

たった一人に届けばよい、その想いがこれまでのヒューマンメトロノームと呼ばれた公正を、五線譜の檻から解き放ったのでした。

僕らは誰かと出会った瞬間から 一人ではいられないんだ
From the moment that we meet someone, none of us can ever be alone (you are never truly alone)

出会った瞬間から“From the moment that we meet”

一人ではいられない“None of us can ever be alone”
Everを入れることで“決して”といった強調の意味合いを含みます。

演奏をする中で、公正は様々な人達に支えられていることに気付きます。
一人だと思っていたのに、耳を澄ますとたくさんの人達がくれた音で溢れていたのです。

1つ1つの出会いが公正の世界を色づかせていたのです。

誰かと出会った瞬間から人は一人ではいられない、そう気付かせるのです。

もうすぐ春が来る 君と出会った春が来る 君がいない 春が来る
Spring will be here soon. Spring, the season I met you, is coming. A spring without you … is coming.

春が来る“Spring will be here”としています。

来るの意味として“Come”“Approach”等も使うことができます。

君がいない“Without you”です。

公正がかをりと出会ったのは春でした。
そして、今、かをりのいない春を迎えます。

人は人と出会った瞬間から一人ではいられない。

公正にとってのかをりはその言葉を象徴する存在でした。

ですが、それは決して後悔ではなかったはずです。

積もったほこりを払ってくれたのも、世界をカラフルに色づかせてくれたのも、かをりがそこにいたからです。

四月は君の嘘のタイトルと名言の英語解釈まとめ

4月も本日が最後の日、と思っていたら書いてるうちに5月になってしまいましたが、四月は君の嘘について改めて今回ご紹介しました。

見る度に本当に泣ける作品です (T T)

恐くても震えてもAgainと言って挑戦し続ける姿に、こちらまで勇気をもらえます。

まだ見ていないという人、音楽が好き、という人にはぜひ見ていただきたい作品です。

ストーリー・アニメーション・音楽とどれをとっても本当に素晴らしいです。
声優さんも各キャラの魅力を存分に引き出していて本当にすごいな~と感服です。

春は出会いと別れの季節、人生を通してそうかもしれません。
出会いがあるから別れがあり、別れがあるからまた新たな出会いがあるのです。

公正は新しい春を歩き始めました。
ですが、それは母親を失った時とは違う気持ちで迎えた春でした。

人と音楽がたくさんのものを公正に与えてくれたからでした。

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