サイコパスの名言とセリフを英語で学ぼ~!

サイコパス(PSYCHO-PASS)
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サイコパス3が先月いよいよ始まりましたね!

サイコパスはドローンやバーチャルリアリティー・AI等もそのテーマに含まれます。
これからの近未来のことがテーマとも言えます。

また、実際に世界だけでなく日本でも発生している一般人による突発的犯罪行為、ここがテーマの根幹にあります。

サイコパス・犯罪者とそれを追う監視官・執行官。

ここではそれぞれの側が放つ言葉を英語で見ていきたいと思います。



常守朱の名言・セリフ

The law doesn’t protect people, People protect the law
法が人を守るんじゃない、人が法を守るんです。

常守茜が槙島を追っている時に語った言葉です。

同じく槙島を追う狡噛が、法律では裁けない相手をなぜ法の下に生かして捕らえることに固執するのか、と尋ねた時、常守が返したのが上記の言葉でした。

Law“法律”protect“守る”、という意味ですね。
ここは本当にシンプルな英語なので解説の必要はないかと思います。

常守は法律は人々の善意による祈りそのものだと語ります。

それはとてももろくて壊れやすいもの、だけれど、より善い在り方を必死で求め続けた過去全ての人々の祈りが作りあげたのが法。
それを無駄にしてはいけない、自分達があきらめてしまってはいけないのだと語ります。

It’s a heavy, tough anxiety. But now I feel like that it might actually be a happy thing to be able to worry about those things
重たくてつらい悩みだよ。でもね、今は思うんだ。それを悩む事ができるって、本当はとても幸せな事じゃないかって。

常守が回想シーンの中で語った言葉です。
回想シーンで縢は常守に語りかけます。

“本当の人生?生きる意味?そんなことで悩むやつがいるなんて考えもしなかったよ”

篝はそんな選択肢・そんなことを考える余裕さえない厳しい環境の中で生きてきたので、彼にしてみれば当然の言葉です。

その言葉に同意し常守は“そうだね”、と返し、上記の言葉を続けます。

重い“Tough”で表せます。
日本語のタフと一緒ですね。

Tough challenge“手ごわい・きつい挑戦”、という意味です。

Anxiety“心配・不安・悩み”を意味します。
未来の不確定要素に対する心配・悩み・不安に対してanxietyは使われます。

圧倒的な苦しみのさ中、それが幸せなんて考えることができる人はほとんどいないと思います。
ですが、常守がここで語っていたのはそのような表面的な部分ではないと感じます。

大切な友人の命を目の前で奪われ、同僚も失い、自分自身が圧倒的な苦しみを経験している常森だからこその言葉です。

狡噛慎也の名言・セリフ

As long as I’m a detective, I can’t touch him, the law can’t protect people, so to do that I only step outside it
俺は刑事で居る限り、あの男に手出しができない。法律で人は守れない。なら、法の外に出るしかない。

Detective“探偵・刑事”という意味となります。

刑事は通常英語では“detective”となります。
Detectiveというと、探偵のイメージがありますが、日本語における探偵を意味する場合は、private detectiveprivate investigator(PI)となります。

手だしをできない、という意味合いでここでは“Touch”を使うことができます。
触れてどうこうすることができない、という意味合いです。

Step outside“外へ出る”、ここでは“法の外へ出る”という意味になります。

狡噛はシビュラシステムの中、つまり、ドミネーター(人の心を計測することで引き金を引ける銃)で犯罪者を裁けないシステムの中で槙島は捕らえることができないことを悟ります。

それだったら刑事としての身分を捨て、本物の銃を手にする、つまりシビュラシステムという法の外に出ることを決断します。

宜野座伸元の名言・セリフ

They say that fools learn from their experiences, while the wise learn from history
愚か者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶという。君が愚か者でないことを祈ろう

“Only a fool learns from his own mistakes. The wise man learns from the mistakes of others”
(愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ)

元々初代ドイツ帝国宰相であったビスマルクの言葉です。

宜野座はビスマルクを引き合いに出して常守にアドバイスします。

Fools“愚か者・間抜け”です。

The wiseでは“The”が使われていますが、このThe“~な人々”という意味です。
その他にもThe rich“裕福な人々”, The poor“貧しい人々”、という意味でこのTheは使うことができます。

このビスマルクの名言は暗記しておきたい言葉ですね。

Dad, it’s too late now!!
おやじ・・・、遅すぎるだろうが!!

お父さんはFatherですが、よりくだけた“おやじ”、という呼びかけは“Dad”となります。

Dadにはパパという意味も含みますが、日本語でいうパパに近いのはdaddyやdadaです。
ただ、パパに近い意味合いでDadと使われることもあるので、少し境界があいまいな言葉でもあります。

Too lateはお馴染みの表現ですね、
It’s too late“もう遅い”です。

宜野座が最後に自分の父親を受け入れた瞬間です。
これは死ぬ間際にある父に言った、というより、“なぜ今までオレは”という意味で自分自身に向けて叫んだ言葉だと思います。

槙島聖護の名言・セリフ

Books are not something that you just read words in. They’re also a tool to adjust your senses.
紙の本を買いなよ、電子書籍は味気ない。本はね、ただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールでもある。

Words inは倒置的な形で使われていますが、“~にある言葉・文字”という意味です。
“そこに書かれている言葉や文字”は最初のBooksにかかり、“本に書かれている文字や言葉”となります。

Tool“道具・工具・用具”を意味します。

Adjustは動詞で“調整する”物だけでなく見えないもの・触れられないもの、ここでは感覚や心にも使うことができます。
Adjust your senses“心・感覚を調整する”、となります。

槙島は頭の切れる男だったので、効率性や空間を重視して電子書籍等を支持するかと思いきや、昔ながらの物としての本を支持します。

なぜならそれは読むだけでなく感覚を調整することもできるからです。

これは槙島らしい言葉だと感じます。

When a man faces fear, his soul is tested. His true nature will become clear
人は恐怖と対面したとき、自らの魂を試される。その本性が明らかになる

人は人間全般という意味合いで“Man”を使うことができます。
Face“対面する・対決する”Fear“恐れ・恐怖”、です。
Man faces fearで、“人間が(は)恐怖と対面する”、となります。

Test“試す”、受動態のbe tested“試される”、です。
Natureには自然という意味の他に“本質・特質・本性”という意味があります。
True“本当の”、つまりtrue nature“本性・真価”となります。

これは本当に言葉通りですね。

人の本性が分かるのは、その人が危機にある時、命がかかっている時です。
その時の行動でその人のうわべではない真価を判断するこができます。

I think the only time people really have value is when they act according to their own will. However, when humans base their own lives around Sybil’s Oracle, without ever consulting their own wills, do they really hold any value?
僕はね、人は自らの意思に基づいて行動した時のみ価値を持つと思っている。己の意志を問うこともせず、ただシビュラの信託のままに生きる人間たちに、はたして価値はあるんだろ~か。

Value“価値”Will“意思”です.
According toは、“~に従って”、となります。

Base aroundがここでは使われていますが、based on(~に基づいて)より少し範囲が広いニュアンスとなります。

Oracle“信託”です。
神託は神のお告げ・言葉ですが、ここでは神としてシビュラシステムを取り上げています

Consult“尋ねる・相談する”Consulting their own wills“自分自身の意思を尋ねる”、転じて“己の意思を問う”、となります。

Hold value“価値を保つ・保持する”
Anyが使われていますが、ここでは“いくらかでも・少しでも”という強調の意味で使われています。

疑問形でDo they really hold any value?となり、“本当に彼らはいくらかでもその価値を保持しているのか”、意訳すると、“はたして彼らに価値はあるのか?”となります。

シビュラシステムが不安や悩みを取り除き、犯罪も事前に防いでくれる社会。
人は安らぎと幸せを享受することができます。

ですが、そこに疑問を抱かず、その管理のままに生きる人間に果たしてその存在の価値があるのか?と槙島は問いかけます。

After this, will you able to find a replacement for me?
君はこの後、僕の代わりを見つけられるのか。

未来の疑問なので“Will you”が使われます。

Replacement“代替・代わり”、です。

狡噛に打たれる直前に槙島が狡噛に問いかけた言葉です。

狡噛にとっては槙島は同僚の仇であり、同時に生きる目的ともなっていました。
槙島は自分という生きがいを失った後もこの世界でまともに生きられるのか狡噛に対して問いかけたのでした。

狡噛の答えは

“I’m sure hell hope not (いいや、二度とごめんだ)”

でした。

サイコパスまとめ

サイコパスは本当に深い部分に切り込んでいく作品だと感じます。

人は何のために生きるのか?
人が生きる価値とは?

シビュラシステムのおかげで人は安全を手に入れ、悩んだり精神的に苦しんだりすることもなくなりました。

ドミネーターにより事前に脅威となる犯罪者を捕らえ、結婚相手も職業もその人にベストなもの、一番幸せになれるものをシビュラシステムが正確に判断してくれるからです。

ここに人が生きる価値はあるのか?と反旗を翻すのがサイコパスである槙島の存在です。

まだ見ていないよ、という方はサイコパスは個人的にとてもお勧めできます。
特に哲学的なテーマ、これから自分達の世界にも深く入ってくるドローン・バーチャルリアリティー・AI等に関心がある方にお勧めです。

英語版のブルーレイ(シーズン1・2)もアマゾンで販売されていますね。

ちなみにサイコパスやその他にもいろいろアニメを英語で見てみたい、あのセリフが気になる、という方はNetflixかなりお勧めです。

今回の英語もNetflixから引用させてもらっています。
セリフを外国の声優さんの英語に字幕付きで瞬時に切り替えられるので学習にとても役立ちました。

PSYCHO-PASS (サイコパス)
公式ウェブサイト (PSYCHO-PASS 3):https://psycho-pass.com/
名言・台詞引用元:(日本語:Production I.Gノイタミナ、英語:Netflix)

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